劇場公開日 2016年9月17日

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「なんといっても蒼井優の怪演ぶり見事!」オーバー・フェンス 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0なんといっても蒼井優の怪演ぶり見事!

2017年3月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

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幸せ

職業訓練校は再就職の為、技術支援してくれる所。
色々な理由で来ているメンバー。個性揃い。
こんなに連むかな?くらい仲が良い。
職業訓練の他に野球もやるの?とは思う。(平々凡々と会社へ行ってる私みたいな人間には分からない。)

そんな中で、主人公 白岩(オダギリジョー)が飛び抜けてカッコイイ。
荒んでいる人生を送っている人への格言たっぷり。
詩人になれそう。
そんな彼は前半当初は淡々としていて、表立っても話さない。
しかし聡という女性に興味を持ち始め、淡々としていた白岩に心の変化が生まれる。

白岩に出会う聡(蒼井優)
頭のネジ一本抜けてんだか、普通の人より感受性強過ぎるんだか、自分をコントロール出来ない女性を怪演している。
普通ならばイタイだけの女性。しかし聡は白岩の「普通」を改めて考えさせてくれる女性であり、また新しい自分に気づかせてくれる女性でもある。
彼女の演技が無ければ、つまらない淡々とした映画。

オーバーフェンスという題名、良くつけたと思う。
徐々にフェンスを乗り越えてゆく姿を魅せてくれる、楽しませてくれた映画だった。

残念なのは舞台の函館が古い場所しか映し出してなかったところ。
綺麗に描写出来なかったんかな〜。坂道は青空の下で、とか。
舗装されてない誰も歩かなそうな汚い海岸沿いを自転車で走られても違和感しかない。(普通あんな所自転車で走らない)

巫女雷男