「方言を喋んない時点で、真剣みを感じないのだが」ボクは坊さん。 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
方言を喋んない時点で、真剣みを感じないのだが
はじめ、坊さんあるあるの映画か、ドタバタ喜劇かと思ったら違っていた。
仏教の言葉で語るのはいいのだけど、それをかみ砕いて(観ている僕を)納得させきれない。つまり、良いような言葉を使いながらも心に響かなかった。
お山(高野山)に行けば変わる、的な場面もあるが、たしかに本人は心の持ちようが変わったようだが、そうがどう変化したのか全然伝わってこない。
正直、チビノリダーが寺の跡継ぎの役でなく、濱田岳がやったらよかったんじゃないかと思う。あたふたし、思い悩み、頑固なほどぶれない実行力を演じさせるなら適役だと思うが。
チビノリダーでは、どうも軽い。
レビューから受ける印象以下の映画だった。
そもそも、愛媛で生まれ育ったチビノリダーと溝端が、方言を一つも喋んない時点でアウト。
あ、この感覚は、「サムライフ」を観終った後に感じたものと一緒だ。
自分っていい人でしょ?オーラを発散している空気と、それを冷めた目で見ている僕。
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