「新しい良さを感じられなかった。」デジモンアドベンチャー tri. 第1章「再会」 ばひんぽさんの映画レビュー(感想・評価)
新しい良さを感じられなかった。
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全6章のうちの最初、なのでなんとも言い切り難いけど、これだけを見て新しい何かを感じられなかった。
初代アニメシリーズやウォーゲームなどを何度も見ていなくても、テーマの描き方にやきもきしてしまう。
成長した選ばれし子供たち、特にリーダー格の太一の変化は大きく、戦いにより失うものまで考えるようになってしまう。今になって続編を作るのだから、これはとてもいいテーマだと思う。その反面、バンクかと思うほどしつこくリピートする序盤の破壊シーンや、それによる太一の抵抗感が表情にも演技にも演出にも周りとの絡みにもほぼ表されないので伝わってこず単調でくどい…。
このように良い部分もあるけれど、必ずどこかひどい部分とセットになっているのでどこにものれない。シリアスな場面で光子郎の話をスルーするギャグや、セリフが言い終わってからキーワードに反応するとか、そういったデジモン作品だとかいう以前のおかしな面は今後改善されたらいいなぁと思う。
デジモンや子供たちの日常会話は懐かしくかわいらしいし、リメイクされた歌やBGMはとってもよい
…けれどやはり昔の良さにあやかった部分しか褒めどころがないのは残念。
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