「だけど進化シーンはやはり鳥肌もの」デジモンアドベンチャー tri. 第1章「再会」 えさんの映画レビュー(感想・評価)
だけど進化シーンはやはり鳥肌もの
評判を聞きあまり期待せず見始めた。冒頭ビービーなっている目覚まし時計を太一が左右に空振りして3回目で止めた時、この映画の程度が分かった気がした(ベッタベタな出だしにこのご時世アニメとはいえ使い古された演出。工夫すらしようとしてないんだな。と。)
そして、動画サイト等で散々ネタにされているアニメがあるようにアニメを見る目が他国とは比べ物にならない今の日本で、笑いを取りにきているのかと思うほどの作画崩壊。
静止画を上下左右に動かしたりスライドショー的な一枚一枚絵を見せて時間を進める手抜きっぷり。
なぜこの質で映画にしようとしたのか理解できない。大人になった当時の視聴者が懐かしさに惹かれ金を落としていけばいいと思ってるのか。
そんな風に見ていた。
ただ、アグモンの登場シーン、アグモンの第一声、選ばれし子供達とパートナーデジモンの登場シーン、進化シーンはやはり鳥肌モノ。
はっきり言って話の脈略は飛び飛びで適当。だが、やはりあの頃の少年に戻った自分には特に進化シーンは涙が出そうになった。
もちろんその後の話も上に書いた通り適当な感じなのだが進化シーン+BRAVE HEARTにはどんな批評もただの戯言に思えるかも知れない。
良かったところ
・オープニングの少し大人バージョンのbutter-fly
・あの頃のままのパートナーデジモン達
・進化+BRAVEHEART
不満なところ
・作画の手抜き(予算不足?ならなぜ6回に分けた?)
・主要新キャラデザインに全く魅力なし。モブ並みの特徴皆無さ。
・進化シーンの一新。(懐かしさを求めているんだから無印の時のようにギター音と共にデジヴァイスからストライプ線を上に走らせて欲しかった)
・進化するごとにダイジェストになっていく戦闘シーン。せめてオメガモンはしっかりと進化シーン見せてよ。。
・成熟期だけどテイルモンも進化させていいだろ。どうせ今後究極体しか見せ場無いんだから。