「基本に忠実、でもほどほどに外す」ゾンビーバー 鰐さんの映画レビュー(感想・評価)
基本に忠実、でもほどほどに外す
お気楽な大学生たちがバケーションを過ごすために親戚から借りた山奥のロッジに向かうが……というお馴染みのパターン。
今回の敵はゾンビのビーバー、その名もゾンビーバーだ。
ゾンビと動物のハイブリッドは珍しい発想ではなくて、それを自覚しているのか作り手たちも基本文法に忠実でありつつも、要所ではうまくハズしを織り交ぜている。クソ脚本の見本市であるゾンビ映画界隈において、この堅いクオリティは出色だ。
おかげで見ていて何かと飽きない。オチもきれいに決まっている。
見てくれから期待される以上の楽しみを最低限保障してくれる、B級映画の優等生的作品。
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