「人間でも動物でも、感情には必ず・・性別がかかわっている。」エクス・マキナ shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
人間でも動物でも、感情には必ず・・性別がかかわっている。
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映画「エクス・マキナ」(アレックス・ガーランド監督)から。
「女性型ロボットのエヴァの実験セッション」を重ねる形で、
物語は勧められるが、印象に残ったのは「エヴァ:セッション3」
セッションが進むにつれて、人工知能が進化していくのだが、
主人公の若い男性と、美しい女性の姿をもった人工知能が、
だんだん、恋愛感情へ結びつくシーン。
「2人でデートしたい」「1人の時、私を思う?」など、
相手を好きになる、というせつない想いが交錯しはじめる。
そこで、主人公が人工知能開発者(社長)に、こう問いただす。
「なぜ、性別を与えたのか?」と。
「人間でも動物でも、感情には必ず・・性別がかかわっている。
性別は、生殖の必要から発生した」と説明、
「交流から意識が生まれる。性別がある方が楽しい。
命があるなら楽しまないと。彼女が恋やセックスをしちゃダメか?
知りたいなら教える。彼女はファックできる」と付け加えた。
なるほどなぁ、とメモしながらも、違和感を覚えたのは、
この作品が「SFラブロマンス」ではなく「SFスリラー」だったから。
人工知能(AI)をテーマにした作品で言えば、(私的には)
映画「her 世界でひとつの彼女」(スパイク・ジョーンズ監督)かな。
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