「オーストラリアの自然」奇跡の2000マイル 由由さんの映画レビュー(感想・評価)
オーストラリアの自然
約40年も前に、女性が1人で、砂漠の多いオーストラリアを2000マイルも歩いたということに、まず驚いた。色々な危険が想定されたと思うが、彼女は、その旅のために、八か月も無給で働き、だまされ、それでもラクダの調教を学び続け、資金を得るため雑誌に手紙を書くなどもした。
旅で見た自然は、厳しいときもあるけれども、美しく、その中を歩くロビンたちも、自然に溶け込んでいて、調和がとれているように感じた。また、行く先々で出会う人々は、幸いにも親切な人が多く、文化の違う人々にも、ロビンが尊重して接し、歩み寄る姿が素晴らしいと思った。
孤独や、悲しみ、辛さを味わう旅で、なぜ彼女がその旅をしようと思ったのかとか、説明は少ないが、過去を振り返り、そうしないではいられないような気持ちがあったのかな、と思った。
彼女の気持ちについても、その旅についても、もう少し言葉での説明があった方が、観る人に伝わるのではないかと思った。
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