「反戦の祈り」ブリッジ・オブ・スパイ クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
反戦の祈り
スピルバーグと言えば、自分の中では反戦の象徴みたいになっていて、日本で言えば大林宣彦。なんか風貌も似てるし。今回は脚本がコーエン兄弟、主演トムハンクスという、スピルバーグのやりたい事濃厚な感じです。
普段からスパイ映画を観てると、そんなに捕まらないし捕まってもすぐ逃げられるイメージがあるが、この話の中の、ソビエトのスパイは淡々としていて素早いとか屈強な印象はゼロ。アメリカのスパイは空軍の1人で体力自慢でも頭脳は低そう。どちらも自力では逃げ出すことなんて出来そうにない。
そーなると捕まえたスパイはどーするのか。そこを提唱していくドノバン弁護士。保険の事案を扱っていた強みを見せて難題を切り開く。
東ベルリンに行ってからの風景や街の人々、泊まる宿とか、嘗てのの東欧世界のダークな感じの再現度がいい感じです。大体薄暗いから少し見辛いですが。
スピルバーグ映画は、ホントに子どもに教えてあげたくなる程、歴史的意義や英雄譚など、いい話が多いですね。
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