「意外な作品」ちはやふる 上の句 とも君さんの映画レビュー(感想・評価)
意外な作品
浦和にて鑑賞。この手の漫画原作映画はまず劇場に見に行くことはないですが、今回はとても前評判が良かったので見に行ってみました。まず驚いたのは劇場の客層!自分が普段見る映画が偏っているのか、感じたことのない雰囲気でした。友達連れの高校生やカップルなど、おおよそ自分が場違いな存在に感じました。そして予告編。まさかこんなに邦画が公開されているとは…知りませんでした。裂けたお腹から虫が這い出てくるような映画ばかり見ていてはいけませんね。さて内容ですが、前評判通り、なかなかの快作でした!序盤は邦画や国内ドラマ特有の、何とも笑えないギャグがたくさんで不安でしたが、中盤からはぐいぐい引き込まれました!それは恐らく、作り手が「かるた」や「ちなやふる」の原作自体に、とても敬意を払っているから。恋愛や友情に偏ることなく、競技かるたのダイナミックさや過酷さにも焦点が当たっていて、手に汗握る展開が続きます。また、一人一人のキャラクターにも愛を感じました。最後には「がんばれ!瑞商!」と、一緒になって応援していた自分がいました。続編が間もなく公開とのことで、ちょっと期待値が高まりすぎている感じがしますが、ぜひ次も観たいです。おすすめです!
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