「海辺の町のバトルロイヤル!? 悪党vs悪党vs悪党vs悪党vs悪党vs悪党vs殺し屋」殺し屋チャーリーと6人の悪党 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
海辺の町のバトルロイヤル!? 悪党vs悪党vs悪党vs悪党vs悪党vs悪党vs殺し屋
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サイモン・ペッグがプロの殺し屋って設定だけで何だかちょっと笑えてくる。
だって、絶対いざって時にドジ踏みそうな…。
いえいえ、本作ではれっきとしたプロの殺し屋。
そんな彼に舞い込んできた依頼は…、
穏やかな海沿いの町。
バー経営者のジャックから、妻の殺害依頼。
妻アリスは、ガソリンスタンド勤務の青年ディランと浮気をしていた。
ジャックの妹ルーシーと歯科医の夫ネイサンは、ギャンブルで多額の借金。便乗して、保険金を得ようと企む。
しかしそれを、悪徳警官ブルースに知られ…。
一人の殺し屋と、6人のクセある悪党たち。
彼らが織り成す思惑、騙し合い、殺し合い…。
見始めは誰が誰やらでちとこんがらがったが、見ていくとそう複雑でもなく。
でも、サスペンスにしては緊迫感は盛り上がらず、コメディにしても笑いは弾けず、やたらとバイオレンス描写が目立つ。
が、なかなか話は練られ、生き残ったのは命を狙われていた当人という皮肉。
「1時間…いや、2時間だ」のオチの台詞も気に入った。
タランティーノやコーエン兄弟レベルには遠いが、
気軽に楽しめるブラックでシュールなクライム・コメディであった。
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