劇場公開日 2016年6月11日

  • 予告編を見る

「家族(娘)と父親はいろいろ、人生もいろいろ」64 ロクヨン 後編 Haihaiさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0家族(娘)と父親はいろいろ、人生もいろいろ

2024年1月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

後編は、昭和64年に発生した未解決誘拐殺人事件の謎解きに向かって一気に加速する。

個人的には、
柄本佑、滝藤賢一の本作での演技が好きだし、
緒方直人も齢を重ねるごとに父親(緒形拳)に似てきたなあ。

佐藤浩市は、デビュー映画『青春の門』を封切りと同時に見て以来のファンで、安心感がハンパない。
織江役の杉田かおるに「信介しゃん」と呼ばれていた、野性味あふれる彼も、すっかり重厚な役どころを演じる年齢になった。

前編で散りばめられた伏線が、
丁寧に一個ずつ回収されていき、あっという間にクライマックスまで到達する。
ラストの公衆電話からの着信は、匂わせ、なのだが
なぜか、ホッとさせられる。

父親とむすめ、合計3組が登場することになるが、
全組ともアンハッピーなのは悲しくもある。
一組くらいハッピーにしてあげて。

Haihai
りかさんのコメント
2024年12月12日

被害者の父親が刹那過ぎます。
緒方直人父は、同情の余地ありません。こんな人いるんですね。

りか
琥珀糖さんのコメント
2024年7月24日

見応えありましたね。
夢中で観ました。
横山秀夫原作の映画は、とても好きです。
「クライマーズ・ハイ」など。

琥珀糖