「映画としてのドラマ性が非常に薄い」アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
映画としてのドラマ性が非常に薄い
第二次世界大戦時、ナチス政権下にて数百万人のユダヤ人殺害に関与したとされるアドルフ・アイヒマンのイスラエルで行われた裁判をTV放送しようとする物語。
アドルフ・アイヒマンをよく知らない人が初めて興味を持ち、この裁判を知らないのであれば興味本位で観られるでしょうが、ある程度知識ある私には「何を伝えたかったの?」映画でした。
テレビマン達の実話と言う題材があるらしいが、これといって膨らみが無く、当時の裁判映像を流すのがメインな映画。
後半になれば、戦争を体験しイスラエルへ流れてきたユダヤ人の人々が裁判の外で口は開くようにはなるが、時既に遅し。
これであればNHKなどの国営放送・アイヒマン特集やナチス関連の戦争ドキュメンタリー作品を観ていた方がまだマシレベルである。
ただただ「こういう裁判が有りました」作品。
アイヒマンだって裁判ではあまり語らず死刑になった人物だ。
映画としてはどうかね?レベル。
wikiやtubeにて検索してた方がまだ面白い。
怒りがこみ上げて非常に残念です。
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