「識ることの意義」アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち 機動戦士・チャングムさんの映画レビュー(感想・評価)
識ることの意義
倫理の講義で、最重要は、正しく考えることではなく、正しく情報を集めることだと、教わりました。歪んだ情報で、正しい判断が、できるわけないですから。真実という言葉が、好きになれません。編集されている気がします。それでも、複数の情報をみんなが共有することで、デマとガセと偏見の先に、見え隠れする何かが、あるように感じます。さっき、「オマールの壁」観たんですが、パレスチナの人を、ひどい目にあわせるのもユダヤ人なら、非道い歴史を背負っているのもユダヤの人。どちらの作品が正しいとか、間違えているとか云うことではなく、まず識ることから、始めたいものです。その為には、職人魂溢れる方々の、獅子奮迅があったわけですね。それにしても本作、ご見物が多かった。皆さん、何が見たくて、足を運んだんですかね。日本人が加害者の「セディクバレ」の後編なんて、貸し切り状態で観たんですけど。ま、そういう私も「アンブロークン」パスしましたけど。
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