ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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完全なオリジナルなのにこの素晴らしさ!!
映像が美しい!!
エマ・ストーンはウッディ・アレン監督の「マジック・イン・ムーンライト」と「教授のおかしな妄想殺人」で2作連続のヒロインだった。このイメージが頭に焼き付いていて離れない。ウディ・アレン監督でニューヨークだったらジャズも様になるのではないかと思ったり、もっと気の利いた台詞があり、もう少しおちゃらけた皮肉のストーリーがあるだろうにと考えながら観てしまった。私のおかしな妄想なのだが……。
まあ、非常に素晴らしい映像の美しい映画だった。“アカデミー衣裳デザイン賞”は確実でしょう。冒頭の渋滞ハイウェイで車のボンネットや屋根で群舞、踊るシーンの華やかなこと、綿密に計算された衣装の色の配色が凄い。また、エマ・ストーンの着るドレスがカッコいいのだ。黄色いドレスがよく似合う。。
そして、ジャズでミュージカルと言えばタップダンス。タップダンスシーンは「 ソフィスティケイティッド・レディ」を思い出すような雰囲気でよかった。
ストーリーは締まりのないありきたりな感じで、どうも馴染めない。夢のような映像を見せられて、あの現実じみたラストの締めくくり、あれは個人的には残念でした。
とにかく観て
余韻までの映画体験
絶対見に行くと思ってたところ、試写会に誘われ、1回目拝見。
エマ・ストーンが『ミュージカル映画よ』と言ってましたが、《ザ・ミュージカル》!というよりミュージカルの要素やシーンが散りばめられたドラマ性がしっかりとした映画です。
山ほどミュージカルを見てきた者からしたら派手なミュージカルという印象より、より現代らしく仕上がった自然なミュージカルです。ミュージカルの不自然さに嫌悪感を感じる人もこれなら自然に見れるんじゃないかな?
往年のミュージカルはもちろん、ほかにも様々な映画へのオマージュを想起させるようなシーンも多く、映画好きならより萌えます。監督の色んな映画へのリスペクトと愛を感じます。
アカデミー賞がどうのとか、タイタニック以来のとかの話題性なんかほっておいて、作品を感じてほしいです。
『セッション』の時からとんでもないセンスだなと思っていましたが、ディミアン・チャゼル監督のセンスは、はっきりと他と違うのにマイノリティ向けでもなく、センセーショナルで、バランス感覚がすごいなぁと思います。
そして、若い監督だからこそ、夢に生きる儚い若い魂を賛美する感覚が新鮮なんだろうと思います。
期待し過ぎて見るのはよくありません。
お話は時間の経過と共にレイヤーのように深みと複雑さをもって、どしっとラストを向かえます。消化不良のものもエンドロールとともに心にゆっくりと落ち着いていき、美しさと、はかなさと余韻を残していきます。
見終わったあとの方が思い返してはぐっとくるのではないでしょうか。
見る前からサントラを聞いていましたが、見たあとはもっともっと聞きたくなってぐっとくる音楽でした。
いい映画というのは、余韻が大切ですね。観ている間だけでなく、そのあとも映画体験をさせてくれるのがよい映画なのだと、私は感じています。
また見に行きます!
期待して見るとそうでもない
歌もダンスも衣装も見所は満載。
ミュージカル要素はそんなに強くない
ミュージカルが苦手な人でも観られる映画だと思います。
ジャズ、ピアノ、歌が素敵で楽しい。聞き入る。
エマストーンの可憐さ、そしてファッション、メイク、髪型にも注目してください。
とても魅力的です。
最後のシーンは胸が締め付けられます。
最初は歌とダンスの印象が強くミュージカルを見ている感じでしたが、途...
ハッピーでしょ
3回涙した。
ようこそララランドへ
と始まりから惹きこませてくれてたのに、最後の最後でいきなりあんな現実的要素、ヒドイ!!!
わたしにはあのラストを前向きに捉える術がまだ備わっていません。(笑)
でも本当に本当に魅力的な作品でした。
日本よ、これが映画だ。
という言葉が浮かんできました。
色鮮やかな衣装やエマストーンのダンスシーンはとにかく可憐...
黄色いドレスが本当にお似合い。(惚)
主演二人は最初、別の二人だったと何かで読みましたが、最初の二人だったらたぶんみてなかったです。
ライアンゴズリングとエマストーンに心の中で拍手を贈ってます。(パチパチパチパチ)
ミュージカルを“皮肉”と“癒し”に。
ミュージカル映画を見ないし、ディズニーでよくあるミュージカルも苦手。突拍子な踊りに馬鹿馬鹿しさを感じていた自分。
この映画に関してもそうだった。少なくとも序盤の方は。
映画始まって早々、ほんとのほんとに早々にミュージカルが始まる。ここで自分の中でこの映画のリアリティラインが下がった・・・と思いきや、歌詞の内容が結構気になった。
なぜなら明るいメロディではあるもの、楽しげに皆歌ってはいるものの、歌詞はなにかを予見させるような語りが散りばめられていた。
実際それは映画本編のことを語っており、これから始まる、切なく、しかし見た目は甘い雰囲気を示していた。
突拍子なミュージカルかと思えば、いきなり現実のように振る舞いだす転調も飽きさせない作りだったと思うが、なにより全うにミュージカルを見せている。
どこかレトロチックで、悪く言えばクサい。けど映画のカット割りが基本的にユニークで見ていて苦しくは感じなかった。案外カットも早く、テンポも早め。
しかしそんな飽きさせないミュージカル部分が中盤でパタリと起きなくなる。比例して物語は夢と現実の狭間で揺れ動く二人の話になる。
目指す夢は好きなのか嫌いなのか、今やってることは夢の道すがらなのか、違うのか、諦めたのか、諦めていないのか。
その暗い雰囲気に、観ている側はあれだけ馬鹿馬鹿しくクサいミュージカルを序盤に見ていたにも関わらず、二人の行く末の不安から、序盤の甘ったるいミュージカルが欲しくなってくる。“癒し”としてのミュージカルが欲しくなってくる。
その厳しさは、ミュージカルがまるで二人の超理想を皮肉っていると感じられるほど。
そして終盤。観ている側は「現実」を思い知らされる。
「確かにそうだが、そうであってほしくなった」という気持ちが沸き上がるなかで、久し振りのミュージカルが流れてくる。
そのミュージカルはまさに、我々観ている側が願い、望んでいたものそのものだった。ミュージカルに“癒し”を見出だした瞬間だった。
しかしそれはどこをどう見たって現実から剥離した、演出された“ミュージカル”。現実はそうではない。
けれどこの厳しい現実も、二人が目指した夢のカタチなのだから否定は出来ない(多分若い人は同意できないだろう)。
観ている側も、二人を笑って見送るのが一番だろう。それでいいと思う。
二人はまだ、ミュージカルのような超理想の、夢の途中なのかもしれないから。
男性目線のミュージカル
豪華なディナーのような映画
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