ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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映画の奇跡を無理矢理起こすデイミアン・チャゼル
開幕で完全に心を掴まれたらあとは身を任すだけ!夢を追う2人の四季が素晴らしい楽曲にノせて怒涛のテンポとあの手この手で描かれる。過去の名作を踏まえてそれらより更に高く跳ぼうとするデイミアン・チャゼル監督の姿勢に拍手。この人は映画の奇跡を無理矢理起こしてしまう人だ
『ニューヨーク・ニューヨーク』の魂が救われたことが嬉しい。監督のスコセッシは同作について「昔のハリウッド映画にあった人工性を肯定的に描く/同時に芸術家の生き方や生々しい感情を新しい視点から表現してみたかった」と語っている。まさにチャゼルが『ラ・ラ・ランド』でやったことでしょう!
『ラ・ラ・ランド』"La La Land"はロサンゼルスつまりLAのことやしまさにこれは「ロサンゼルス版『ニューヨーク・ニューヨーク』」!…というとなんかわかりにくいけどまあそういうことなんだ
スコセッシが『グッドフェローズ』のテンポ感で『ニューヨーク・ニューヨーク』を描いていたら『ラ・ラ・ランド』みたいになったのではと夢想…
俺が抱かれたいライアン・ゴズリングと俺が愛しているエマ・ストーンも相変わらず最高!他にも色彩がどう(作品全体の色彩が物語のトーンとリンクしている!)とか演出がどう(長回しへのオブセッション!)とかクライマックスがどう(『巴里のアメリカ人』!)とかあるけどみんな言うだろうけん割愛
『ラ・ラ・ランド』は色んな角度から好きになれる(もちろん嫌いにもなれる)作品やけど俺はまず何よりも『ニューヨーク・ニューヨーク』の魂を救ってくれた作品として大好きだな
エマ・ストーンが歌う"Audition"に「少しの狂気が新しい色を見せる」という歌詞があるけどデイミアン・チャゼルは「狂気の先にこそ芸術の革新が生まれる」と信じている狂気原理主義者(なんて言葉は無いけど)やな。『セッション』はまさにそれだけを描いた作品だったし
『ラ・ラ・ランド』も狂気的なまでに作り込まれた作品
褒められすぎ
前評判がよすぎて期待しすぎたのか、観てみたらそこまではいりこめなかった。色々と雑な気がした。それでいてセッションほどの強度もなく。フレッチャー先生がまた怖い顔でクビだとかいっててちょっと笑ってしまった。ジャズはよかった。
いや、凄いよ
凄いんですけど、なんかフラッシュモブ感が…、まあ違和感を感じざるを得ないのがミュージカルでけども
内容もそうですけど、けしてドラマチックでもないし平凡
確かに、撮り方とか映像、歌にダンスと工夫した点は多いんだろうけど
なんか入り込めなかったなと
あらゆる賞にノミネートと期待値だだ上がりの中、どうなの??と思ってしまった。
なんだかね〜退屈である。
演者もスタッフも一級品だけに、勿体無いストーリー。
誰でも書けるよこの感じ。一度も騒つかなかった。
ロマンティックが止まらない
この映画のモチーフであるジャズのように、オールドファッションに見える内容が、アレンジの効いたアイディアあふれる撮影技術と、主演の二人の息の合った演技により、全く古めかしく見えません。
センスのいい音楽と歌、しゃれたダンス、そして二人の恋のロマンティックが止まらない。
私は特にライアン・ゴズリングのカッコよさが際立ってよいと感じました。
ただ、少しばかり賞レースのことが雑音になって、素直に楽しみ切れなかった気もしていて少し残念だったかも。
「よくわかんないけど、とにかく凄いってTVで言っていた」的な雰囲気で観に行くと、人によってはモヤモヤするかもしません。是非、素直に楽しんでくれることを祈っていますよ!勿論、せっかくですから映画館で。
人間賛歌
公開前から映画ファンの中で話題になっていた今作。レビューを観ると、賛が8割、否が2割といった感じだが、個人的には大傑作!
まずOP、もうここで一気に世界観に引き込まれて、つかみは完璧。
そこからヒロインの「ミア」とそのお相手となる「セブ」が出会い、恋人になるまでのシーンを音楽と踊りで美しく、そしてなにより楽しく表現している。(映画ポスターにもなったあの場面でのやり取りはお見事!)
しかし中盤から終盤へ行くにつれ、音楽の曲調や、場面の色使いが変化し、物語が現実味を帯びてくる。そしてレビューでも賛否両論があった「あのラストシーン」。自分としては素晴らしいラストだった。あのラストだからこそ、この作品がアカデミー賞作品賞にノミネートされたのではないかと感じた。
正直、中盤から終盤、そしてラストのように、人生とはこういうもの。得るもののあれば無くすものもある。だから選び取った「現実」に意味があり、これこそが人生、ひいては「人間賛歌」になるのだと思う。
だがしかし、映画としての表現は1億点!
ロングショットの多様、カラフルな色合い、大音量の音楽!そして個人的には主演だと思っているエマ・ストーンさんがチャーミングで演技も一級品!
とにかく美しい画と女優さん!これだけでも一見の価値はあると思う。
長くなりましたが、2017年ベスト10入り間違いなしの本作、映画ファンなら必見!!
期待しすぎた?
ミュージカルというにはボリューム不足、ストーリーも、まあ言ってみれば切ないラブストーリーの一つ、て感じで、アカデミー賞他部門最多ノミネートの理由が今ひとつわかりません。面白くないわけじゃないし、俳優陣も頑張った、とは思うけど
ときめく
主役2人のミュージカルシーンは常に心がふわふわするというか。すごくドキドキしてました。
エマストーンの歌声がとても綺麗でよかったです
アカデミー賞が期待されるのは、ただミュージカル映画であるからではなく、ストーリー、演出含めて色々な意味が込められてるから期待されてるのだと実感させられます
オープニングがピークに面白い
音楽と映像が最高に良い。
ただ、ミュージカル映画にハッピーだけを期待して観るとラスト20分は裏切られるかもしれない。
同監督の『セッション』も好きなのであの人が出てきたときには大興奮!
良くも悪くもオープニングから最高潮にワクワクして楽しめる映画だと思います。
こんなに切ない話とは思わなかった! 誰しも考えたことのある、「もし...
こんなに切ない話とは思わなかった!
誰しも考えたことのある、「もしあの時ああしてれば」という描写がとっても美しくて、でも絶対に実現しなくて、とっても切ない。
そして話題のワンカットのダンスシーン。臨場感がすごい!「映画の中にいるみたい」って意味がわかりました。このカメラワークかなりテクニック要るんじゃないかな??
話の内容はよくある感じで平凡だけど、ミュージカルシーンは最高だし、演出はキレイだし、音楽もイイしで総合点でオスカー持っていきそうな感じです。この感覚はアナ雪に似てるなと個人的には感じました。
ミュージカル好きなら観て損はないです。ミュージカル苦手でも案外ミュージカルシーン多くないので観やすいかと。
観て良かった!
沢山の方が代弁してくれているので、それ以上は書けません。
前情報もそれほど仕入れず、それほど期待していなかった分も良かったのかも…?
ミュージカルは好きじゃないはずだけれど、余り気にならずに観入れました。
主役二人自身の魅力が溢れた作品でした。
ランド ラランド ララランド♩これがミュージカル映画やで!どや!っ...
ランド ラランド ララランド♩これがミュージカル映画やで!どや!って感じでした。お話より歌とダンスと美術見て!いうのが凄く感じました!ゼフみたいなピアニストいたら女達はほっとかないと思いますが!男前過ぎだ!
切ない
正直、途中まで、なんでこれがアカデミー賞最有力候補なんだ、と思いながら観てました。ラブラブになって些細なすれ違いで別れて、でもそれを乗り越えてハッピー、やっぱり夢は大事よね!という映画なんだろうなと。最後のwinterで全部持っていかれた。彼女の結婚相手が個性のない金持ち、言ってみれば絶好の嚙ませ犬に見えたので、別れた彼と再会して焼けぼっくいに火がつくのかな、と想像した。でもそんなことはなく、おそらく旦那とも色んな事があって今の彼女になったんだろう。後悔している訳でもない。でも彼女は一瞬、別れた彼と添い遂げた未来を夢見た。それが本当に美しく、ノスタルジックで…最後に微笑み合うふたりの表情にやられた。
革命的新古典
いちいち画が美しく華やかなのはいいですね。
デイミアン・チャゼルの手腕なのか、凄まじい構成をしています。
ラストに何かあるらしいと散々聞かされていたにもかかわらず度肝を抜かれました。
ただ、若輩たる私としてはセッションのが好きでした。
ミュージカル映画としてどうなのか。
オペラ座の怪人やレミゼラブルなど、音楽が素晴らしいミュージカル映画を想像して観に行くと期待ハズレだった。
ライアンゴズリングとエマストーンの演技は良く、衣装なども華やかで美しい映画だったが、
やはり肝心な音楽に物足りなさを感じた。
切ない2人のラブストーリーは中間部がなんだか間延びしていて、もう一捻り欲しかった。
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