ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
全1056件中、561~580件目を表示
デイミアン・チャゼルに感服
セッションでデイミアン・チャゼル監督を知り、彼の作品と知り鑑賞して来た。今作はミュージカルによるラブロマンス映画であり、美しい演出と歌で映画全体の雰囲気は完ぺきだった。私自身がミュージカル映画が苦手なのだが、今作は曲調がストーリーに完全にマッチしていて、セリフから歌への導入が見事である。更に注目すべきはライアン・ゴズリングとエマ・ストーンの演技であり、ライアン・ゴズリングのピアノの演奏やエマ・ストーンの表情の演技や歌は素晴らしい。カメラワークもさすがで、華やかさが存分に演出できていた。
見ものはラストシーンかと思う。一瞬鑑賞していて、「どゆこと?」ってなる。でも見ていくと「なるほど!」となり、最後のライアン・ゴズリングとエマ・ストーンの表情が何とも言えない。ラストシーンは無意識に涙が出た…
デイミアン・チャゼル監督にこれからも期待。
人生とは…完璧ではない
それぞれの夢に向かって努力、困難を乗り越えてやっていく。
でも全て完璧な人生などない。
こうなったらどうとか、あ~なったらこうとか後悔するような場面もあったがそれはそれで結果論‼
夢を実現させる為、何かを犠牲にする。
現実的な映画で面白かった‼
新海誠に見せたい
やりたい音楽より、稼ぐことを優先したセブは、途中までは過去作の死生観や運命の否定といったテーマを全否定して『君の名は。』を作り、売れた新海誠にダブるが、セブの違うのは、稼ぐのは本当の夢を叶えるための手段でしかなくて、ちゃんと夢に戻ってきたところ。「お前ら、魂売らずに、作りたいもの作れてる?」というすべての創作者に対してのメッセージが背後に隠されている。さらにはお互いの夢を叶えた代償として、運命の相手との愛を失う事になる点など、過去における新海誠のテイストじゃないか。新海誠はこれを観て大いに反省すべきだろう。信念を曲げなくても、商業的な成功はあり得た実例になっているのだから。『君の名は。』的な甘ったるいだけのラブストーリーを期待した観客は、ラストの余りの苦さに悶絶するだろう。遠距離恋愛中の人で、たまに会ってこの映画を観るのはかなりリスキーだと思ったほうがいい。
とうとう見たぞ〜!噂に違わぬいい作品でした。音楽の力、恐るべしとい...
とうとう見たぞ〜!噂に違わぬいい作品でした。音楽の力、恐るべしといったところでしょうか。冒頭の渋滞シーン、いきなり見せてくれます。カメラワークも楽しい。
ただちょっと長いかな、ストーリーもべたなラブなのでもう少し簡潔に出来たかも。音楽の心地良さもあり、途中2、3度頭がガクッときました(笑)
後、私的に主人公二人が何か、どこか、ピタッときませんでした。誰がやってたらのめり込んでいただろうか?ライアン・ゴズリングはそのピアノ力あっての抜擢なのか、またエマ・ストーンは代役的ってのも微妙な陰を落としているように感じた。
圧巻はやはり5年後のラストシーン。ここはたまりません。熱烈な恋を成就できず、社会的なものを考えパートナーを選んだ者たち、特に女性には。そんな人って多いんだと思う。いやほとんどと言っても過言ではないのでは。
数多くのみなさんの感想、これ読んでるだけで楽しいですね。
プラダを着た悪魔
ジャズは苦手なのですが誘われたので渋々...。
あ、ミュージカルは好きですよ。宝塚ですが。
・大根役者と言われていたのになぜいきなり抜擢されたのかわからない
・なんでタップシューズなんて持ってるの?etc...
微妙〜な女の人がその時付き合っていた男を捨て、夢(仕事)を追いかけその人と交際...成功...
大まかに言うとプラダを着た悪魔と同じじゃないですか?
二兎追うものは一途も得ずって言いたい映画なのかな?で終わりました。
でも夢追い人って、好きですよ。
ラスト10分…
最も印象深く、すばらしいと感じたのは、オープニングのハイウェイでのダンス!あれだけのダンスを(実際には違うらしいが)ワンカットで見せられるのは圧巻でした。以降も、エマ・ストーンがドレスふりふりパーティーに行くシーンやライアン・ゴズリングとのダンスシーン等、予告で見ていた映像を「こういうシーンだったのか」と納得しながら楽しむことができました。
ストーリーは、恋人同士が互いの夢を追ううちに少しずつすれ違ってしまうという、自分も含め多くの人が共感しやすいものでした。それだけに、よくある感じの展開で、平坦に流れていく印象でした。加えて、元来ミュージカルに耐性のない自分には、「心地よい曲が流れる=眠気に誘われる」の方程式で、もう中盤から睡魔との戦いでした。
そして,あろうことかラスト10分を寝てしまうという痛恨のミス!他のレビューや情報サイトによれば,この10分がよかったらしく、激しく後悔しております。最後まで見ていれば,★+1だったかも・・・。それにしても、やっぱりミュージカルは眠くなります。
傑作でしょう
ミュージカル方面には疎い自分にも伝わる監督のミュージカル映画への愛情が素晴らしい。クリエイターたちへの熱烈な応援映画。
ハイテンションなオープニング。
あらゆるシーンにオマージュが盛り込まれ、それでも新鮮な感動が味わえる構成。
最後のエンディングに至っては"そのエンディングしかないよね"と心の中でつぶやいてしまいました。
素敵な映画
素敵な映画だったので、ぜひ少しでも多くの方に観てもらえたらと思い、このサイトに登録をして、初めて評価をします。
.
あまりミュージカル物はみないのですが、友人に誘われ映画館へ。
素敵な世界観に圧倒されました。
内容に入っていくまでに少々時間のかかる映画ではあると思うので、そこを耐えられない限り面白さは理解できないかなと思います。
とにかく音楽が最高でした。
もう一回映画館で観たいです。
こういうトライ好き。
賛否両論と事前から聞いてはいましたが確かに挑戦的だったんではないでしょうか。セッションの監督ということで役者への要求は高かったのかな。セッションの人も出てて、ちょっと面白いノリで笑顔だったので笑ってしまった。
ミュージカルで最後のもしも…を表現し、セリフがなかったのはとても良かった!やはり無駄な言葉ってのはいらないですね。十分。ライアン・ゴズリングの最後の顔が良かった…!
オーソドックスな悲劇ではあるが、とても見応えはありました。まぁミュージカルだし、カメラワークも楽しめるし、稽古すごいしたんだろうなという努力と熱がとても感じられたので内容の薄さはやや目をつむれるかなと!
超絶ロマンチック!
女が夢みる「ロマンチックなもの」をきらきらした映像と音楽で全て詰め込んだ映画。女性なら誰しも楽しめるはず!
美しくもわくわくするミュージカルと映画ならではのドラマチックな劇場型場面展開が、この王道ラブストーリーを究極に楽しいものへと昇華させ、ただのありがちな物語で終わらせない。
話自体は目新しくはない。キレイなサクセスストーリーに仕上がっているが、現実はこんなに甘くないことを現実に生きている私たち…多くの挫折者達は知っている。
それでも、バカバカしいとシラけさせず、感動させてしまうのはホントにすごい。
シーンの一つ一つが美しく、色彩豊かで愛とロマンに溢れている。
恋愛って、夢を追いかけることって、ホントに素晴らしいって励まされる。映画の力って素晴らしいね。 充実感がはんぱなかった。
う〜ん…。
確かに非常に良く出来た作品ですが、
「そこまでかぁ〜」というのが正直な感想。
序盤のインパクトを超えるミュージカルシーンが中盤、終盤に欲しかったなぁ。
50年代のフレッド・アステアやジーン・ケリーの作品のオマージュ⁇的なシーンがあったがお世辞にも上手いオマージュとは言えず、何となく尻つぼみな印象がある。
良い作品ではありますが10年後、20年後も輝き続けられる作品ではないですね。
最高の現代ミュージカル映画
私自身あまりミュージカルが得意な方ではない。あまり好き好んで見ないジャンルなのだが、見て全く後悔していない。私の好きなミュージカル映画の中で一番新しい作品がレ・ミゼラブルである。あの映画が何故好きになれたかというと、全編にわたり歌のみなのだ。台詞と歌がゴチャゴチャする事なく、ドラマから歌への移行時に発生する違和感が出てこなかったからである。では、ララランドはどうなのかというと、台詞と歌が綺麗に繋がっているのだ。ついさっきまで普通に会話ができていた人物が、突然歌い出す事に対する違和感が全く湧かないのだ。感情の爆発としての表現である歌が、なんの違和感もなく心に入ってくる。歌とドラマの切り替えという雑音が入らず、その爆発が心に入ってくるので、とてつもなく感情を揺さぶられる。人生で初めて、映画館で頭をリズムに合わせて振ってしまった。また、2人の俳優が実にイイ。主演のライアン・ゴズリングさんは、ピアノの経験は殆どなく、3ヶ月前から始めて、1日4時間の練習を欠かさなかったそうだ。その成果が惜しみなく発揮されており、ピアノを弾くその姿には思わず惚れてしまう。ヒロインのエマ・ストーンさんの第一印象として、目力が凄い。目が大き過ぎて日本人の顔が見慣れている私にとって、苦手な顔のつくりだった。だが、そんなことは直ぐにどうにでも良くなる。彼女の演技の節々に茶目っ気が溢れており、可愛げがある。私の中でドンドン愛すべきヒロインとなっていった。終始良質な音楽に包まれながら、2人の淡い恋が進んでいくこの映画は、現代のミュージカル映画の傑作として相応しく、アカデミー賞6部門を受賞するに値すると、素人の私が見ても思う。また、映画館で観る価値のある映画だろう。映画という名目で資金を掻き集め、通常ドラマの2時間特番を金掛けて作ったような映画とは話が違う。あの大スクリーンで、あの音響で観る事に意味があるのだ。また、スクリーンの話をすると、最初に「シネマスコープ」と表示される。これは縦1に対して横2.25倍のワイドスクリーン方式で 、ハリウッド黄金時代のミュージカル大作に使われ、ミュージカル衰退と共に廃れていったスクリーン方式なのだが、それを最初に打ち出すあたりの監督の宣言は実に心が踊った。私の中で注目ポイントは2つ。1つ目は、始めってからタイトルが出るまでの間。2つ目は、最後の最後、2人の表情。始めと終わりに詰められている、見所を見逃さず、是非ミュージカルの世界に飛び込んで頂きたい。貴方も帰りながら車の中でサントラを流しているはず。
全1056件中、561~580件目を表示