ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
全1047件中、501~520件目を表示
映画愛のあるミュージカル
2.25:1サイズのワイドなスクリーン画角や色鮮やかな衣装がかつてのミュージカル映画を彷彿とさせていて、名作からのプロットも散りばめられており、ある意味映画を取り巻く環境への挑戦と取れる作品。
オープニングからワクワクするような一体感のあるシーンは観る者の期待感を徐々に煽ってくれて心を掴まれる大事なポイントながら、当初の脚本はこのシーンがなかったというから驚く。(エマストーンの提案らしい)
全体を通してテンポの善し悪しというよりも、楽曲と映像の融和が素晴らしく緩急も含め、作品のリズムが非常に秀逸。
この作品に関してはマイルズ・テラーでなくライアン・ゴズリングでよかったと思うが、やはりエマ・ストーンが抜群に際立ってた。オスカーも納得。またジャスティン・ハーウィッツの楽曲の良さも文句なしで、見終えた後にサントラが欲しくなるほどの余韻があった。
前作の「セッション」同様にラストが潔くまとめられていて、ギュっと凝縮されながらもしっとりと哀愁を感じさせてくれました。
個人的には序盤にルームメイトとしてソノヤ・ミズノが出てきてテンションがあがったが、全体を通して字幕を追ってしまった嫌いがあったので次回は音響設備のよいIMAXでじっくりと映像美と音質を味わいたいと思う。
心えぐり映画
かさぶたを剥がされて傷口をえぐられるような、そんな映画だった。
陽気なミュージカル映画を期待して見に行ったが、こんなに感傷的なものを見せられるとは思わなかった。
大衆的なエンタテイメントと思いきや、フランス映画的な「私」的な部分の強い作品。
ミュージカルと見せかけてラブロマンスと見せかけた心えぐり映画である。
夢を見ていた
ミュージカル好きな私にとって、ミュージカル映画の中でレ・ミゼラブルと並ぶほどの名作でした。
ストーリーは単純だったものの、一昔前の映画特有の演出や観客は考えを巡らせついつい感情移入してしまうような演出に、私は映画が終わるまでこの世界観に酔いしれてしまった、
ラストのシーンでは、ほとんどの観客が想像を巡らせ裏切られると思います
こうなれば…あのとき〜すれば…と誰もが1度は思ったことのあるような後悔や夢というものが蘇り、もやもやさせられました。
私はラ・ラ・ランドを観てそう感じました。観た人の経験値によっても捉え方が変わる面白い映画だと思います。
ミュージカルは慣れない
一回じゃいまいちわからなかった
ラストの妄想はこうしたら上手くいってたのにねっていう模範解答ならそれを必要としてるのはセブだと思う
セブには未練が見えるけどミアにとっては選択肢の中の1人の男でしかなかったと思う
生活費の為に夢を諦めた事を批判してるミアが一番正直な性格を見せたと思う
ハッピーエンドでもバッドエンドでもない、グッドエンド
一抹の寂しさを感じるけれど、彼も彼女も不幸ではないという不思議な結末でした
タップシューズに履き替えるシーンがお気に入り
うぅむむ…
冒頭はとても良かった!メイキング観ながらドキドキしていた通り。
本編は、良かったけど、期待が大きすぎたぶんなのか、思ってたよりうーん?って感じ。昔のMGMミュージカルみたいのを想像していたから、それと比べてしまうと。。
おしゃれな映画
カメラワークや衣装や色使いなど、おしゃれな映画だなーって感じ。
とくにオープニングのワンカット撮影は秀逸。
技術的やデザイン、音楽的な視点では何度見ても良いし、後世に残る可能性があると感じました。
ただ、ストーリーは薄い
ミュージカルとしては未熟
やっと観ましたよ、観られましたよ。
マスコミ試写でも争奪戦なコレを。
あまりにも前作「セッション」が好きなので、監督のファンになってしまいましたが、何故にこんなに騒がれてるのか不思議なほど、ハマらなかった。
特筆すべきはただただ監督の力量の深さというか、1Takeな長回しに尽きる。
本作の象徴とされるオープニングが圧巻すぎて、
どうにも後がそれを超えない。
主役達が不在シーンがメインシーンとは、変わった映画である。
騒がれまくりのゴスリングと、エマ・ストーンはミスキャストに思えた。
ゴスリングが本作で発揮したのはピアノのみで、ラストのあの表情は、彼を知る人達からすれば見慣れた顔だ。
エマ・ストーンはチャーミングだが、個人的にどうもジュリア・ロバーツみたいな大味ハリウッド顔が苦手なせいか、感情移入できず………。
ロマンチックなシーンもなんだかなぁと感じてしまったのは、彼らだったからだと思う。
歌もイマイチ響かず。
無条件に身体が疼いてしまうミュージカルが好きなので、オープニングでそれは尽きた。
で、「アーティスト」と「ムーランルージュ」を観直す事にした。
クラシカルかつユーモラスなら前者。
ド派手な踊りと、悲恋で涙を流したいなら、後者。
どちらの役者も本作より、歌唱力高し!!
しかしながらやはりチャゼルの才気はいかんなく発揮されていると思う。
様々なジャンルの映画から好きなシーンをオマージュしながら、現代へと魔法をかける。
夢に満ち溢れていたL.A.
道路は輝かしい銀幕スターの絵や写真で埋め尽くされているものの、現在のL.A.の内情は映画館が次々と封鎖され、当時のジャズバーなども閉鎖に追い込まれ、ハリウッド人はこぞってプリウスを乗り回す。
ハリウッドはアイデンティティを無くしてしまったのか。
その辺りの突きどころは、なかなかではないでしょうか。
エマ・ストーンは無理がある
アカデミー賞をもらうほどでもない、たわいもない作品だが、随所にみどころがあります。音楽もわるくありません。ただ三十近いエマ・ストーンではムリか、25才以下、できれば10代の女優はいなかったのだろうか、目尻の皺がきになります。厚化粧でごまかしているけれど、劣化しています。結末の設定は現実的でそんなものだと納得できます。
上手くいかないから人生
個人的には2回観てやっと、この作品の素晴らしさ、評価される理由がわかった気がする。
1回目は、正直わからなかった。なにが面白いのか、ミュージカルチックにした映画ではだけではないのかと。
しかし、2回目、その印象はガラッと変わった。理由は、この映画が観客に訴えかけている問題を、探求しながら観れたからである。
この作品は、必ずしも失敗のない人生が幸せではない、ということを教えてくれた。その失敗が例え、両思いであるにも関わらず結婚という形になれなかったことであっても。上手くいかないことや思い通りにいかないことがあっても、諦めてはいけないこと。時に立ち止まって振り返っても、さらに進み続ける。これらの大切さを、イキイキとしたミュージックを織り交ぜながら、主役の2人が存分に表現していた。
ラストシーン、ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが、なにも言わず顔だけ合わせて頷きあうシーンには鳥肌が立った。
回数を重ねるごとに、同じ作品でも異なる受け止め方が出来るという、映画の醍醐味を、ラ・ラ・ランドから感じることが出来た。
もちろんサウンドトラックは買おうと思う。
期待ほどではない。
違和感しかなかった。
共感できなくて入り込めずに終わってしまった、、、
前半の意味もよく分からず何で好きになったの?って感じ(笑)
後半は面白かった!
プラネタリウムのシーンはちょっと受け付けなかったけど他は満足♪最後のタラレバはいらないね。
だから何?って感じでした。
思ったより面白くなくて残念。
良いものは良いんです!ラ・ラ・ランド‼︎
話題になる前からチェックはしつつ、瞬く間にアカデミー賞総ナメ、そうなってくると流行りにのってしまう様で、少し遠ざかっていたのだけれど‥やっぱりライアン・ゴズリングだし、エマ・ストーンだし観に行く⁉︎でも、ミュージカル⁉︎思いつつも、気付けば劇場の席に!
結論として、早く観に行かなかった俺は間違っていたんです。ミュージカルとかデート映画とか気にする場合では無く、最初から最後の最後まで楽しんで、泣いて最高映画でしたよ!
もうこれは、今更だけど流行りにのって劇場で観るしかないんですよ‼︎そしたらライアン・ゴズリングの頷きにやられちゃうんですよ!映画でジャズ聴いて、あの頃のドキドキ感を思い出してウットリして‥最後は映画だからこそのタラレバで‥。観る前と観た後のサントラの聴き方も変わってきますよね。こりゃ観るっきゃ無いヤツです。
美しい色彩に見惚れました
ミュージカル映画はあまり見たことが無かったのですが、この映画はドレスや風景の色彩が美しくて良かったです(=^_^=)
予告を見てデートムービー向きの映画かと思ったけれど実際見ると付きあい始めのカップルには向かない内容かな(^-^;
ラストは一緒に見に行った相方と、どうなのこれ?って議論になりました。
この監督の他の作品も見てみたくなりました。
夢を追うことは美しい。でも人生には色々ある
素晴らしいミュージカル映画ながら、ミュージカル仕立てがより濃い前半よりも、冷静にストーリーが進んで行く後半の方がやはり引き込まれる、というやや皮肉な作品でもある。
夢を追うことの素晴らしさを訴えつつも、でも結局夢を叶えることが人生の到達点ってわけでもないんだよ、と夢の国アメリカが教えてくれるという面白さというかな。アメリカ君も少し大人になったじゃんみたいな。
前半の、セブのところにお姉さんが訪ねてくるあたりの、アメリカ映画特有のわざとらしいセリフ展開にウンザリしかけたけれど、状況に目鼻がハッキリついてくる後半は一気に引き込まれて、最後のオーディションの歌のシーンでは思わず涙が出ました。
あの歌のように夢追い人へのエールを高らかに歌い上げながらも、最後はクールな現実を見せるというなかなか奥深い、心憎い作品でした。映像も美しいし見て絶対損はないです。
でもまだまだ人生のヒダを知らない10代の子たちには少し無理かな。
やはり、色々な夢や失望を行き来してきた大人が自らの今までを振り返りつつ、また希望を持ってこれからを生きていこうと思えるために観たい映画かもしれません。何とも温かく、そして切ないものが胸に残ります。
分かりやすいハッピーエンドしか受け入れないような相手と観に行くとたぶん興がそがれるので、そんな予感のある人は独りで行きましょう。
素直に感動❗❗
私は亡き父がジャズを嗜んでいた影響で、詳しくないながらもジャズを聞くのが好きです。随所にジャズピアノのお洒落な音色が聞けてそれだけでハッピーでした。
また本編を見れば、予告編以上のシーンが随所にあって唸らされますね。流石‼
ラストのこう出来たんじゃないか的回想(ある種の懺悔)シーンは人生の後半戦に踏み込んだ私たちなら『ある、ある!』じゃないですか。でも、そんなもんだよってBarしんみり飲んじゃいました。
いやぁ~カッコいい映画でしたね。
懐かしく愛おしい映画
ララランドはずっと観たいと思っていてやっと観に来れた。これはジーンケリーなどの古き良きミュージカルへの愛、そしてジャズへの愛、カサブランカへの愛の詰まった映画だ。
ジーンケリーを思い出すようなダンスシーン、ファビュラスベイカーボーイズを思い出すようなボーカル、そして熱いジャズへの思いの詰まったセリフに、カサブランカを思い出すようなジャズクラブのシーン。
全てが私の好物でいっぱいで胸が熱くなった。男だけがロマンチストみたいでずるいと妻は言っていたが、男って好きな女の事をずっと引きずって妄想するどうしょうもない生き物なんだよって同感しながら観ていた。良い映画だった。
全1047件中、501~520件目を表示