ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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「素敵な」映画
小気味よく爽快感溢れるダンスと音楽…久々に現れたすぐれたミュージカル映画の典型に思えたが、恋愛、夢、そして人生の悲哀や不思議さといったさまざまなシーンが散りばめられている。なかなか筋立てに工夫が見られ、鑑賞後にさりげなく余韻の残る「素敵な」映画になっている。
予想以上
見る前は正直、歌で盛り上げてるだけだと馬鹿にしていたが予想以上に素晴らしかった。
みたあと、夢を追いかけようと、元気になれる映画。
エマストーンかわいすぎ。最後はホロッときた。
ミュージカル調なので初め戸惑う人もいるだろうが、これはみるべし。
こんなステキな恋がしたい!
夢を追いかける2人。
時には、ぶつかることもあるけれど、
お互いを支え合う。
2人のダンス&ソングに
心を奪われました。
カラフルで美しい衣装、
ジャズの美しい調べ…。
クラシカルな一面をもちながら、
現代的で新しいミュージカル。
ステキな映画に出会えました!
個人的には最高です
ミュージカル映画は元々そんなに好きではありませんでしたが、抵抗なく観れました。
専門的なことはわかりませんが、ワンカットのシーンが多く、クオリティの高さに圧倒されました。素晴らしかったです。
ラストは賛否両論あると思われますが、個人的には最高でした。泣きました。
幸せな恋愛、そして別れ。
これらを経験したことのない人には、ラストの良さはわからないと思います。
その人の歩んできた人生によって評価が変わるのかもなあと思いました。
そんな大したことない
チラシに見る評価は「いいラブストーリー」「ロマンチック」とかいうけど、それよりのメインテーマは夢に向かって頑張っている人たちですー、みたいな感じです。ふつーのラブストリーですが、最後のシーンは心にグサッときます。色が綺麗、カラーパネルがいい、とかいうけど、そーでもない。でも、エマストーンは可愛い顔をしていて、髪の毛と口紅の色が映えて、背景と合わせやすいのはわかりますね。でも特徴はそんなにない。スポットライトいっぱい使っちゃえ、という感じです。
歌そんなに上手いの!?アマチュア感が売りなのかもしれませんが、個人的にはそういう歌声だったらワンシーンだけだったら味が出たのかもしれないと思うました。ただこれが映画全体に通して歌われると微妙な印象を受けます。それを演技でカバーしたのかもしれません。
観ていてどーとも思いませんでした。酷いと思われるかもしれませんが、正直な話です。
天才の証明へ王手
LAにて女優を目指すミアと古き良きジャズを愛し、いつか自分のジャズバーを持つことを目指すセバスチャンの夢見る2人を描いたミュージカルラブコメディ。
第74回ゴールデングローブ賞にて7部門ノミネート、7受賞、第89回アカデミー賞にて史上最多タイ14部門ノミネート、6部門受賞と2月公開にして早くも2017年度最高の一本と評されていた今作。
前評判の高さ、ラジオから流れてくる楽曲のクオリティなどからミュージカルほぼ観たことないくせに引くくらい楽しみにしていた笑。
こんだけ楽しみにしてて自分に合わなかったらどうしようとひたすらエマストーンが出てる映画を観て落ち着こうとしていたよくわからない自分が一時期存在した笑。
とりあえず順に褒めちぎっていこうと思う笑。
まずキャスト。
女優の卵としてオーディションを受けまくるミア演じるはエマストーン。
オーディションに落ちまくり、意気消沈するも気分転換がてらにドレス着てパーティーに向かう能天気さや無名かつ宣伝不足な独り舞台に来た客が10人そこらしかいなかっただけで女優を諦めるメンタルの弱さをやたらと批判されているのを見かけるがそんなことはどうだっていいのです。
なぜなら可愛いからです。可愛いは正義だからです笑。
お得意のキュートな変顔を今作でも披露。パーティーにて演奏していた、セブが加入しているチープなバンドに曲をリクエストしてノリッノリで躍るシーンが最高にニヤニヤできます笑。
セブに恨みっぽい目で見られるもなんのことやらといった感じで自分を指差すシーンを引き延ばしてポスターにして自室に飾りたいくらい好きです笑。
そしてそのお相手セバスチャン改めセブことライアンゴブリング。
ジャズを愛するがあまりにその素晴らしさを熱弁する様子はバリバリのオタク笑。予告編の様子から真摯な役柄なのかと思いきや意外とファッキン罵りまくる言葉遣いでむしろ好印象笑。
驚いた時の演技がやたらと派手でもはや若干飛び跳ねてる笑。かと思いきやアカデミー賞の時にも目の前にあったカメラが突然空へ飛び上がった瞬間驚いてビクっとしていてあれ演技じゃなくて素ではないのかと感じた笑。
次に色遣い。
めっちゃ鮮やかな色彩センスで作品を華やかな出来に仕上げている。
冒頭の高速道路の渋滞シーンやパーティーのダンスシーンなど目が覚めるような赤青黄緑とカラフルなシーンの連続で観てるだけで楽しいとはまさにこのことと思わせる。
パーティーに向かいながら夕焼けを背にスカートを振り回すシーンやこれまた夜景を背に踊るミアとセブのシーンが最高!
この色彩を心理学に応用して登場人物たちの心情を考察するみたいな見方もできるらしいけどそこまで頭回らないです笑。
とにかく綺麗な映像がたくさん!
今の時代の映像美とは一味違った美しさを魅せてくれる。
そして何よりも音楽。
ミュージカルとかよくわかんない急に歌い出すとかムリ人間を一瞬にして虜にさせる冒頭の高速道路でのAnother Day Of Sun、嫌なことはパーティーに行って忘れちゃおう的な能天気チューンSomeone In The Cloud、舞い上がったセブが思わず人妻のおばちゃんと踊り出すCity Of Starsなど良曲ぞろいの楽曲でシーンを彩る。
ミュージカル映画とあって音楽の良し悪しは重要なポイントだが今作に関しては文句の付け所がないほどに曲が素晴らしい。
この音楽を担当したジャスティンハーウィッツと監督のデミアンチャゼルは学生時代に出会った友人同士らしく今後も2人で映画を作っていくと明言したらしい。素晴らしいタッグだ。
とりあえずAnother Day Of Sunは大名曲だ。誇っていい(誰)
とにかくすこぶる良かった。
観る前に少しネタバレ的な情報を不本意に見てしまい、多分ハッピーエンドではないんだろうなと思いつつ観ていた。
ただ結末知っていることなど関係無しにあのラストの演出は素晴らしすぎた。
致死量の切なさと壮大さを併せ持った楽曲Epilogueをバックに鮮やかでスタイリッシュなミアとセブの仮の5年間をたったの5分そこらに詰め込んで表現したあのラストの演出は美しかった。ボロ泣きしたわ笑。あとラスト前のJ.Kシモンズの贅沢な無駄遣い最高。
フレッチャー大先生何やってるんですか!出番ほぼあそこだけじゃないですか!笑
ただのコテコテのラブロマンスかと思いきや気持ちのすれ違いの発端が目指す音楽性に関してだったりと意外と音楽的にも深くて難しい点を描いてるなとも感じた。
あと裏話的な点で、現代的なミュージカル×ジャズという今の時代では絶滅危惧種的扱いなテーマであるこの作品を実現するための資金や支持を集めるためにセッションの脚本を執筆したという話がとてつもなく好きだ。
いわばララランドはセッションを踏み台にして出来た作品とも言える。あの傑作を踏み台にして、だ笑。
デミアンチャゼルとジャスティーハーウィッツのコンビはセッションで異才、ララランドで秀才の証明は出来たはずだ。
あと一作、次の作品も傑作を生み出せたら本物の天才の証明になるはずだ。
32歳という若さもあいまって相当な期待とプレッシャーを感じているだろうが是非とも次の作品も素晴らしい仕上がりにしてほしい。
とりあえずDVDが発売になったら映像特典としてヤケ酒するセブと慰めるバーの従業員を描いてほしい笑。
2017年03月06日(日)1回目@MOVIXさいたま
2017年09月23日(土)2回目@目黒シネマ
いやー、たまらん。
夢をみていた
っていうフレーズがたまらないです。
ミュージカル映画にあまり馴染みがないため人気だしちょっと期待してみるかってな感じで鑑賞しました!
いやぁ、見てよかったなぁ。
始まりの橋のシーンは一気に引き込まれました!
これはうまいなぁってしみじみ感じたところです笑
春夏秋冬によっていわゆる起承転結を分けて描いているとこにも好感が持てました。
しっかりとしたキャラ描写に加え、ミュージカル映画ならではの音楽により人物に彩りを加えたとこもとっても大好きです!
個人的にはパーティーの夜にタップシューズに履き替えてまでしたダンスの部分は特に2人が真に意識し合った瞬間を感じていいなぁって感じです笑
しかし、最大のポイントは2人が各々の夢を叶えたときに訪れる2人の間の夢。
セブのピアノとともに流れる夢。
ここに最後までグッと持っていかれました。
おもしろかったです。
夢を追う二人の物語。
中毒性のある音楽に、意味深な歌詞にハマりました。
そしてあのラストシーンには考えさせられましたね。
何かを得るためには何かを失わなきゃいけないこともある。
選んだものが正しいのかは分からないけど
別のものを選んでたらまた違う人生だったと回想するシーンもとても感動的でした。
ミュージカルに理解がある人向きかな
突然、ミュージカル調で始まるので、びっくりします。途中までちょっと理解できない感じだったけど、最後で話が締まってきた感じです。
今頃見たけど、上映時間が少なくなっている理由がわかりました。期待しない方がいいと思います。
良かった。
全体を通して曲の魔法にかけられたようだった。
引っかかる部分を見つけようと思えば見つけることが出来るだろう。ただそんな事気にならないぐらい曲が良い。
中毒性のある曲だらけで曲がかかる事にどっぷりハマってしまった。
ここまで曲をただ褒めているが映画自体の面白さも良かった。
今までのような映画の流れに縛られず衝撃のラストを迎え、流されるようにラストが終わるのかと思ったら、これまた言葉にするには難しいラストで幕を閉じる。最高の映画だった。
所々の展開が早いせいか、1回では見きれてないと言えるほど2回目の時に新しい発見がある!
鑑賞してから1週間程経つとまた見たくなります笑
個人的な印象ですが
エマ・ストーンの演技が凄すぎて
ライアン・ゴズリングの演技が薄れた?と思いました…
最初のシーンの勢いで持ってかれる
最初の高速道路のシーンがインパクト強すぎて、楽しすぎて、その楽しさのままずーっといっちゃう感じ。
ストーリーはまあまあでした。
珍しく「萌え」を感じる白人女性のヒロインでした。
「seb's」には感動しました。
ごめん。私が悪かった。
根本的なことを言うと、私ラブストーリー苦手だったわ。
今まで見た映画にもラブなシーンはあったけどメインは謎解きだったりアクション。ここまでガッツリなラブストーリーは……最後に見たのはいつだったか……?
いくら評判が良いからってジャンルを考えたら見ちゃイカンかった。
しかもサクセスストーリー。そこに至るまでのイライラは本当にもー。
途中の言い合いで「うるせー!みんな目的のための手段に下げたくねー頭下げたりポリシーやプライドを泥水啜る気持ちで曲げてんだよっ!」とまたイラ。
そして、本当に私が悪かったと思うのは何でミュージカルなのに見た?
でもね、舞台とかは大丈夫なのね。
あれは同じ地続きの世界として見られるからなのか?
『ララランド』はダメだった。
頭では分かってるけど「オイオイ!いきなり歌い出したよっ⁉」と突っ込んだり、ロマンチックなプラネタリウムのシーンに「不法侵入、しかも飛んだよ⁉」と全然世界に入り込めない。
そして最後は……5年の出来事を逆算して、乗り換えはえーなと寒々とした気持ちになった。
ただ、本当に音楽のシーンや色鮮やかな衣装や背景は素敵。
今回は『どんなに評判が良くても自分が見ちゃイカンジャンルがある!』ことが解ったその意味でチケット代は安い授業料になりました。
う〜ん
ミュージカルにする必要が
あったのかなぁ…?
ミュージカルにしては
物足りないかなぁ…。
楽しい映画というよりも
何となくアンニュイで切なさ
が残る映画。なので、じっくり
描かれた方が良かったのでは
と思う。
後味はちょっぴりほろ苦さが
残る切ない感じでした。
これがミュージカル映画なら
ガッカリです。
詳細レビューは他の方々のを。ばく然レビューです。
あのシーンが良かった、あそこで泣くとかではなく、全体を感じてズッシリきました。
既視感があるのはオマージュされてる作品(私はどれが何かはわからない^^;)のせいかな?なつかしさも感じます。
ミュージカルといっても、これなら私でも入り込めました。
「切ない」「わかる」で片付けたくない映画。もう一度観たくなります。
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