ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
全1462件中、461~480件目を表示
つまらん。実につまらんかった。
開始から5分がピークであった。
あの壮大なシーンは、劇場で見ることに旨味があるといえよう。
筋書きは非常に退屈で、キャメラワークを楽しむほかなかった。
バアレスク、シカゴにもいえることだが、ミュージカル要素をちりばめたくらいでチープな筋書きのままいけると奢りなさるな。
スクールオブロック、ヘアスプレーのやうなオーソドックスかつ普遍的なストーリーテリングを見習うべきである。
切ない、でも、幸せな気持ちに
ピュアなふたりに、憧れと共感
ミュージカルと、映画と、脚本が、すべて一本で繋がっていて秀逸!今まで観たミュージカル映画は、脚本とミュージカルの表現が、点と点のままに映画でまとめてあるような形だったので、それはそれですが、なんというか、2時間が喉越しなめらかにツルンと飲み込めてしまったかんじ。<たった2時間>に感じる、心地よさです。
ストーリーに関しては、友達から事前に「大学で経営でもなく法でもなく、語学や芸術を学び、就活をしたりしなかったり、働いたとしても銀行や保険屋には絶対に就職しなかったような、私たちのような人間は観るべき」と聴いていたので、まぁたしかに言ってること分かるな……が観終わっての感想。(笑)
序盤は、本当は出逢ったときからお互い恋に落ちていたのに、少しずつ形になっていく二人の関係が、胸をくすぐってキュン。タップダンスのリズムと鼓動の高鳴り、プラネタリウムで空に上がっていく、そして光るスターになる、幸せな二人だけの世界。
中盤は、それぞれの夢と現実のギャップにも共感しつつ、二人の関係性にも共感。恋人だけど、ライバル。自分と同じ志があったから恋に落ちて、恋人だから助け合って高め合えて、だから成功して欲しいけど、本当は自分だって成功したい。夢を追いかけてる姿に恋したけど、それだけじゃ飯は食えない。恋って夢だし、夢は恋なんだなぁという気持ちが、決してチープにならず、ロマンチックに描かれています。
終盤は、切ない。恋も夢も、現実では永遠に続かないということ。夢が仕事になったとき、恋が終わってしまう。あるいは、夢の成功を手に入れたから、恋が犠牲になってしまったのかも。だけど、過去が幸せな思い出になって回想されるとき、恋って現実では終わりがあるけど、夢の中では永遠なんだって思いました。
ジ・エンドだったけど、本当はこれでハッピーエンドなのかもな〜と考えちゃったりしたりしたりしました。
ああ、、、セブかっこいい。もう一度観たい!
バタフライエフェクトを思い浮かべた人もいるはず!
公開時に劇場で見ることができず、ブルーレイでようやく見ることができ...
最初と最後。
ミュージカルって聞いてたから
ジャズの素晴らしさは、耳だけじゃ分からない。目でみないと。
映画「ラ・ラ・ランド」(デイミアン・チャゼル監督)から。
大きなタイトルを獲得したミュージカル映画と認識しつつも、
冒頭「車の上で踊るシーン」に違和感を覚えて観始めた。
(いくら演出と分かっていても・・)
メモが増えたのは、ストーリーとは関係ないのかもしれないが、
主人公のひとり「セバスチャン」が、「ジャズ」について、
滔々と語るシーンである。
「サッチモは、与えられた曲を演奏せずに、どうしたと(思う)?」
「(彼は、曲を作らず)、歴史を作った」と胸を張る。
「ジャズは、ニューオーリンズの安宿で生まれた。
言葉の違う人たちが会話するための唯一の方法がジャズだった」と
その発祥地を誇りに思いながら、その醍醐味を伝える。
「ジャズの素晴らしさは、耳だけじゃ分からない。目でみないと。
例えば、彼をみろよ。サックスは今、曲を乗っとってる。
皆が自分の思いどおりに曲を解釈して演奏する。
今度は、トランペットの番だ。そうやって、音をぶつけ合い歩み寄る。
だから、演奏するたびに新しい。たまらなく刺激的だ」
そういった視点で、ジャズを聴いたことがなかったので参考になった。
このフレーズを確認するために「ジャズ・バー」行こうかなぁ。
逆バタフライエフェクト
何度も観れるクオリティ
最初の高速道路でのシーンから、ハッピーに終わる映画だと思わせておいて、とても切ないラスト、、、。
あのとき素直に受け入れていたら、という後悔が、ラストシーンを盛り上げている。もし普通にハッピーエンドだったら、せっかく凝った作りのミュージカルシーンも心に残らなかったかもしれない。
この結末だからこそ、何度も観たくなる映画だと思う
声が好き
☆☆☆☆(恋愛映画として) ☆☆☆★★ (ミュージカルとして) ど...
☆☆☆☆(恋愛映画として)
☆☆☆★★ (ミュージカルとして)
どうやらどこの劇場も満員に近い状態が続いている様で、暫くしてから観る予定では有ったのですが…。大のミュージカル映画ファンとしては、明日に控えたアカデミー賞を前にすると、居ても立っても居られない状態になってしまい。急遽鑑賞を決める。
しまった! ハードルを上げすぎた_| ̄|○
確かにオープニングは高揚した。素晴らしい撮影だと思う。
でもこの作品を“最高のミュージカル映画”と言われてしまうと…う〜ん!「音楽映画ですよね?」と言うしか無い…と。
作品単品としてなら良作に間違いは無いんですが、映画と言うのは総合芸術の更に上を行かなけれならないジャンルなんです。
何しろ突然音楽が鳴り出し、出演者が踊り出すのですから。
その点で行くと、オープニングから続く女友達とのダンスも良い。2人が夜景をバックに歌い踊り出すのも、まあ悪くは無いとは思う。
但し、往年のハリウッドミュージカルを数多く観て来た人には、果たしてどうなのだろうか?
当時の作品群と比べてしまうと。歌も踊りも正直なところ、かなりレベルは低いと言わざるを得ないかな(._.)
作品中には何本かの過去のハリウッド映画に対するオマージュ的な展開を見せ、観客を飽きさせない様な演出をされている。
中盤からは、お互いがお互いを思いやり。2人共に夢を放棄してしまうのを励まし合う。
それはやがて来るエンディング前の映像マジックに向けての、かなり長い前振りでは有るんですが…。
遂に訪れる映像マジック。正にこの数分間の為だけに作品は集約されていると言って良い。
監督自らが鈴木清順の『東京流れ者』を参考にしたと言うのは、確かに観ていて成る程と思えた。
印象的に繰り返されるメロディー。原色を活かした美術や衣装やセットの数々。それらが観客の心に魔法を浴びせて来る。
夢を夢では終らせてはならない。
全ての人に対して、夢を見続ける事の大切さを教えてくれる。
その意味で言えば、この作品の示す方向性は素晴らしいし、ドラマとしては大変に優れていると言える。
解ります!解りますよ〜!でもですね、あくまでも個人的見解では有りますが、ミュージカル映画に対して私が求めているモノとはちょっと違っていたのです。こちらの気持ちを満足させては貰えなかった。
これだけは、どうにもこうにも個人的な好みになってしまうので如何ともし難い。
ミュージカルにメッセージ的なモノは要らないと…。
あくまでも男女の他愛の無いボーイ・ミーツ・ガールこそが相応しい…のだと。
そのフィールドの中で展開される恋の鞘当て。個人の力量が問われるダンス。(出来ればタップダンスなら嬉しい)最後に意味も無く大掛かりなプロダクションナンバー等。
やはりミュージカルにはミュージカルコメディーで有って欲しい…と。
アカデミー賞取っちゃうんだろうなあ〜。
特に強力なライバルも居なさそうだし。
『シカゴ』の時にも思ったのだけど。過去のハリウッドミュージカル映画の傑作群に対する弔い感覚でいないと辛いよなあ〜。
そうでなければ、『ザッツエンターテイメント』の中で、「最高のミュージカル映画です!」と紹介された『恋の手ほどき』に思わず…。
(´・_・`)ポカ〜ン
としてしまった事が有ったけど…そうなってしまうから。
(2017年2月26日 TOHOシネマズ市川コルトンプラザ/スクリーン8)
再見
やっぱりミュージカルとは思わないけど、大人の恋愛ドラマとして観たら1流だと言わねばならない…と。
渋滞から始まるドラマは、再び渋滞にて始まる運命のドラマに終止符をうつ。
オーディション場面で有ったり。車のクラクションで有ったり…と。同じ様なシュチュエーションの場面を幾つか描く脚本。それらの場面では、前と後ではそれぞれの立場で有ったり。悩みの大きさ・将来への不安・感情の揺れ動き等が微妙に違っている。
この脚本に於ける組み立ては見事だ。
そして何と言ってもオープニングの高揚感と、最後に用意されている映画のマジックに於けるカタルシス。
ここは素直に点数を上げざるを得ないなあ〜…と思い、点数を上げさせて貰いました。
だけど、ミュージカル映画大好き人間としてはどうしても言いたいのだ!
オイラは明るく!楽しく!他愛ないミュージカルコメディーが観たいんだよ〜(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
(2017年3月14日 TOHOシネマズ日本橋/スクリーン8)
全1462件中、461~480件目を表示