「懐かしくて新しいミュージカル!」ラ・ラ・ランド しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
懐かしくて新しいミュージカル!
通常スクリーンで鑑賞(字幕)。
女優の卵と駆け出しジャズ・ピアニストの恋物語…
夢。挫折。葛藤。すれ違い。若き日に誰もが経験する出来事が詰まっていて、めちゃくちゃ共感出来ました。
ミュージカルはストーリーが二の次になりがちですが、本作はそこをきちんとしているなと思いました。
冒頭のハイウェイでのシーンから、ぐいっと物語に引き込まれました。無条件に胸が高鳴り、心を鷲掴みにされました。
「Someone in the Cloud」など、名曲揃いでした。
リズムに乗って動きたくなるような歌があれば、しっとりと聴き入るような心に染み入るような歌もあり、「これだ!」と云うのを選べない。全ての曲が素晴らしかったです。
細部に散りばめられたハリウッド映画への尊敬とオマージュが素晴らしい。ハリウッド黄金期に製作された数々の華やかな映画たちへの憧憬が籠められていて、とても感動しました。
クライマックスのシークエンスは、まさに往年のミュージカル映画を彷彿とさせるようなセットと演出で、リアルタイムで生きていたわけではないのに、何故か懐かしさを覚えました。
ですが物語の舞台は現代。普遍的な男女の恋愛を軸にしながらも今風にアップデートされていて新鮮味も感じました。
これまで観て来たミュージカル映画の数は少ないですが、どれも最後はハッピーエンドだったような気がします。
セブとミアが選んだ道は切ないものでしたが、お互い夢は叶っているわけで。嗚呼男女の機微。人生は選択の連続だ。
[以降の鑑賞記録]
2018/? ?/? ?:Blu-ray(字幕)
2019/02/08:金曜ロードSHOW!
※修正(2024/01/22)
ナイスなコメント!ありがとうございます。個人的に悲劇ミュージカルはあまり好きではなく、この作品、イマイチだと思ってましたが、もう一度、観てみようかと思いました。
^ ^ 感謝 m(_ _)m
「シェルブールの雨傘」も良く考えたら悲劇でしたからね。f^_^;