「希望という名の映画を観ました。」サウスポー 光陽さんの映画レビュー(感想・評価)
希望という名の映画を観ました。
最愛の妻を亡くし、娘とも引き離され、自暴自棄となる主人公。ボクサー資格まで剥奪され、とにかく前半は目を背けたくなるほど絶望的で重々しい展開。
テンポも悪く、映像も血生臭く、正直前半でもう見るのをやめようかと思ったくらいです。点数も2点くらいかな思っていました。
しかし中盤以降、主人公が悲しみを乗り越えどん底から這い上がると一気にテンポもよくなり映像もストーリーも俄然熱を帯び面白くなりました。前半の重々しい絶望感が表現されていたからこそ、より主人公の立ち直りが感動的なものに映る構成でした。
6ヶ月かけてボクサー体型を作ったというジェイク・ギエンホールの迫真の演技が素晴らしかったですし、ボクシングの試合のシーンの臨場感も秀逸でした。
後半でいっきに、5つ星です!
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