劇場公開日 2016年6月3日

  • 予告編を見る

「全てを失くした男の復活劇」サウスポー オレさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0全てを失くした男の復活劇

2016年7月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

43戦無敗の世界最強の現役ボクシングヘビー級チャンピオンのビリーが愛する妻と娘、さらには自身のボクシングにおける栄光の全てを失いながらも這い上がっていく様を描いた作品。

まず主演のジェイクギレンホールのビルドアップに驚かされる。具体的な撮影時期はわからないがナイトクローラーでひょろひょろの怪演ルーブルームを演じてから2年も経っていない。それを考慮すると彼のこの肉体だけで観る価値は充分にある。

ストーリーは王道。幼い頃からずっと一緒で自分を支えてくれた妻モーリーンを後のチャンピオン、ミゲルとの些細なイザコザの内に亡くしてしまう。失意と復讐に駆られるあまり、最愛の娘レイラにも壁が出来てしまい、自暴自棄に陥るビリー。
ドン底から這い上がろうと名コーチであるティックの下、壮絶なトレーニングで復活していく様は見もの。
そして何より壮絶なファイトシーンが素晴らしい。ボクシング映画の出来はやはりこのシーンで決まる。これだけお膳立ての整った展開の上でこのファイト!出血に次ぐ出血で互いに血だらけ!そしてフィニッシュブローがアッパー!出来過ぎです!笑

やはりギレンホールが光る映画。この人はホントに素晴らしい俳優。レイチェルマクアダムスやフォレストウィティカーも素晴らしかった。

オレ