イット・フォローズのレビュー・感想・評価
全103件中、81~100件目を表示
スタイリッシュホラー
ホラーというより、青春映画な感じがした。 お姉ちゃんの金髪とピンクの下着と壁の色。 追いかけてくるものは現代アメリカ的なトラウマな感じ。廃墟のような街並み、生活空間の描写が良かった。 あと、音楽。 客をキャッキャと喜ばせるというより、トラウマをテーマにしたインディペンデント作品。
意味深ホラー
予告編から受けた印象とは、全然違う映画だった。 凄く怖いのを期待してたから、そういう意味ではかなり肩透かしだったが、設定や見せ方が新しくて、最後まで面白く観れた。 特にダルマさんが転んだ的な長回しのカメラワークが、恐怖心を煽る演出として斬新かつ効果的で良かった。 これで終わり?って感じの結末だったが、そのせいか鑑賞後の余韻が強く、ソレはいったい何だったのか?と、いろいろ考えてしまう。 ゾンビ映画みたいに、この設計を踏襲して、違うシチュエーションとテーマの映画を作っても、面白くなりそう。
古典的といいたくなるような音で煽ってくるタイプなので劇場推奨
「それ」は人にうつすことができる。「それ」はゆっくりと歩いてくる。「それ」に捕まったら、必ず死ぬ。「それ」はずっとずっと憑いてくる
ゾクゾクくる怖さ
予告編でかなり気になって、1日に1回しかない回を観に行ってきました。 映画館で初ホラーだったんですが、かなりゾクゾクして、怖かったです。 単純な設定なんですが、日本的かつクラシック的な怖さと新しさに引き込まれました。 しかし、"それ"について、もっと深く設定をつくるべきであったと思ったし、不必要なシーンや不自然な行動すぎて笑えるシーンも多々ありましたので、星3.5とさせていただきました。 でも、本当に怖かったので、オススメです。
突如訪れる極限の恐怖。斬新な設定の極上ホラー!!
【賛否両論チェック】 賛:“恐怖の感染”という展開が斬新で、観ていてハラハラさせられる。恐怖を駆り立てる重厚な音楽も魅力的。 否:設定が設定だけにラブシーンが多く、好みは分かれそう。急に驚かせるシーンも結構あり。 “感染する恐怖”という、有りそうで無かった設定が新鮮です。第3者から見ると、何に怯えているのか全く分からないのに、当事者にとってはハッキリ見え、しかも捕まれば殺されてしまうという、日常を舞台にした非常にスリリングな展開が印象に残ります。所どころ、話題には上らないものの、画面の片隅にしっかりと〝それ”がいたりするのも、また怖いです(笑)。 そしてもう1つ特筆すべきは、BGM。要所要所で恐怖を駆り立てるような重厚な音楽が流れ、ドキドキさせられます。 ラブシーンはありますが、それも“感染する”という設定ゆえ。異色の恐怖を、是非体感してみて下さい。
ジェイ!う、うしろーーー!
これだけの低予算で特別なメイクでもないのになぜこんなにこわいのか!とくにジェフの学校でのカメラがぐるぐるパンする中エキストラは止まっていて「それ」だけがこっちみて歩いてくるシーンが印象的であった。 テーマ性病を描いてるともとれるが、小説の引用からして人は死ぬけどそれでも生きていく話。怖いのにみた後、心地よい感情が湧く映画でした。
睡魔との闘い。鑑賞失敗作。
作品そのものは、否定しないが、好みに合わなかった。 ストーリーがつまらなかったこと。 あまり恐怖を感じなかったこと。 せいぜい気味悪さ程度。 スローテンポ、何なの?!状態があまりにも続く似たような展開ぶりに飽きてしまった。 そんな展開ぶりに影響されてか、恐怖心を煽る効果音までが、まるで子守唄のようになってしまった。 劇場内の程よい暖房など。 このような影響のせいで、睡魔と闘ってしまう羽目に。 せっかくの劇場鑑賞、もったいない精神で何とか鑑賞完走できたので、最低点にはならずに済んだ。 アップテンポ、直接描写、ビジュアル面を強調されたものが、好みならば、鑑賞はオススメできない。
ITが出てくるたび鳥肌が立った。ベットの目のアップとプールの中水中...
ITが出てくるたび鳥肌が立った。ベットの目のアップとプールの中水中苦しい場面が怖い。あの女の子最後はすっきりしてとてもきれいだった。これも一風変わった青春恋愛映画。
米作品らしからぬじわじわ感。
特殊効果少なくじわじわ怖さを感じさせる演出は日本風で今までない感じ。真昼間から‘それ’は何にでもなれちゃうわけだからただの人でもいいわけで…で、それが意外にも怖さにつながっていてアイデアはうまい!って思った。 チョット、ビックリかましの音に騙された感はあるけどね。 アジア映画と違い何故それが感染しだしたかは全く追求しないとこが潔いのか考えられないのか…。 とは、いいながらホラー作品としては上出来だと思う。
絶妙な設定と映像の美しさが印象的。
低予算ってことだけど、まったく安っぽくない。シンセらしい音楽もちょっとメランコリックなジョン・カーペンターみたいでかなり好い。そして、ホラー映画といってもお化け屋敷的なびっくり演出や直接的なグロ表現はほとんどない。そういう怖さとは少し違う、もう少し根源的な不安や恐怖を描いている。だから、ホラー好きじゃなくても十分に楽しめる作品だと思う。 「それ」は人間の姿でゆっくりと歩いて近づいてくる。「それ」は感染者にしか見えない。「それ」は誰の姿で現れるかわからない。「それ」に捕まると死んでしまう。「それ」はセックスで人に移すことができる。ただし、移した相手が死ぬと戻ってくる…このパンデミックものともゾンビものとも違う、地味な感染システムが、独特の、静かな、けれども決して逃れられない不安を効果的に演出している。 この映画、タランティーノが褒めたとか褒めてないとかいう話は別にしても、あちこちでやたらと好意的な批評を見かける。釣られて観た結果、面白かったわけだけれど、あんまりハードルをあげるのもどうかとは思った。アイデアや見せ方は素晴らしいし、郊外の冴えない若者たちの思春期の物語としてとても魅力的だけれど、展開的には荒削りなところがかなりある。 特に主人公の女の子ジェイに「それ」を移すジェフの言動にはかなり無理があるように思う。まず、セックスの後、ジェイに状況を理解させるために、下着姿のまま気絶させて車椅子に縛り付けたり、その格好のまま後手に手を縛って家の前に捨てて行ったりする理由が解らない。行方を眩ましたあと、ジェイたちに探し出された時も「一緒にいない方が良い」みたいなことをいう。これも理屈に合わない。ジェイが殺されたら「それ」は自分のところに戻ってくるのだし、一度感染している自分は「それ」が見えるのだから、どう考えてもジェイを殺させないために協力するのが妥当だろう。 もちろん、ジェイの最後の選択とエンディングを見れば、物語の要請上、それがジェフの役割じゃなかったことは理解できる。それにしても、もう少しうまくやれなかったものかなあと思わざるを得ない。あと、ゾンビものではお約束なんだけど、友だちの別荘でジェイが捕まりかけたときの「それ」の手際があからさまに悪すぎる。終盤の父親の使い方なんかは良かっただけにもったいない。 セックスとドラッグで頭がいっぱいのバカな若者たちがシリアルキラーに惨殺されていくのを、ポップコーン片手にゲラゲラ笑いながら観る…といった類のユルいホラー映画とは対極にある作品だけに、それ系にありがちなユルさはもっと徹底的に排除してしまった方が、よりテーマ性の強い、刺さる作品になったんじゃないかと思う。まあ、そのあたりは次回作に期待かな。
微妙だけど!
町山氏の言う通り一度見ただけではよくわからなかった。映像は綺麗だったが低予算いう事でチープさは否めなかった。しかしなんかひっかかる映画でまた見に行っちゃうかも。こういう映画は後で人と話すのがたのしいんだよね。 最後のテロップ、あれはどんな意味があるの?
結構楽しめたけど、全くいい作品とは思えず
確かにお話のアイデアは面白いと思うし、ハラハラさせられる場面もあった。しかし、新しさというものとは無縁のものだと判断せざるを得ない。 内容自体、スティーブン・キングとかナイト・シャマランの焼き写しのようなものであり、雰囲気はサスペリアとか13日の金曜日といったもの。 構図やカメラワークはいいとは言えないし、展開もかなりいい加減に感じてしまい、それはないだろう!?という怒りのようなものも感じた。 もともとB級ホラーだし、そう思って見ればなかなかよくできた作品と思ったかもしれないけれども、半ば大作のような触れ込みで公開されるとアラばかり目立って駄作という烙印を押したくなる。 キービジュアルがまさにこの映画を物語っている。これを見た上で、見るか見ないかの判断をしてほしい。決して、これを超えるような作品ではない。それさえわきまえておけば、決してつまらくはないので、気軽に楽しめると思う。
全103件中、81~100件目を表示