「誰かとセックスして感染させる・・・」イット・フォローズ kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
誰かとセックスして感染させる・・・
感染者にしか見えない何かが後をつけてくる。時には愛する者に姿を変えて、やがて必ず殺される。誰かとセックスして感染させるしか方法はない。ジェイが死んでしまったら、またヒューに戻ってくる。逃げ切れよ・・・
時には老婆だったり、時には小便垂らしながら歩く女だったり、大男だったり、様々な何者かに姿を変えてジェイの前に現れる。友達が傍にいてくれても彼らには見えない何かなのだ。仲間たちはジェイを助けるために偽名を使っていたヒューを探しだし、彼女に言ったことを説明をさせる。誰かに移すしか方法がないのかと、海辺で襲われ事故を起こしたジェイを見て真剣に考える。そして近所の三浦大知似のグレッグが彼女と寝る決意をする。と、あっさりグレッグは殺されてしまう。描写はないが、ボート遊びをしている3人の男たちともセックスしたと思われるが、彼らも呪い殺されたのだろう。深夜のプールでの格闘でののち、業を煮やしたポールはジェイとセックスする決意を・・・
なんとなくHIVとか性病を感染させるのが暗喩されているのか、奔放な性に警鐘を鳴らすかのような。死の感染は、移した相手が殺されれば再度戻ってくるというのが斬新ではある。感染させて一安心しても、またのろのろ歩いてそいつはやってくる。実体があるのか虚構なのか、日本の幽霊とも違っていて、非感染者であっても殴ることはできるという曖昧さが残念なところかもしれない。車で逃げればいいとか色んなルールを最初から伝えてくれるのはありがたいが、怖さが半減しているような気もする。
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