「これは、コメディなのだろうか」いつだってやめられる 7人の危ない教授たち ちかしさんの映画レビュー(感想・評価)
これは、コメディなのだろうか
大学を追われた学者たちが犯罪組織を結成し、麻薬密売で成り上がっていくという話。
この映画の中でもそうだったように、特に文系分野のアカデミアの縮小は加速度的に進んでいて、学者として生きることは年々難しくなっている。
そんな社会を反映している彼らが手を染めるのは、麻薬の製造販売。ひとより頭がいいので、法のかいくぐり方も賢い。
結局最後まで見ても、麻薬を売ったから痛い目にあったみたいな話ではなく、社会派な作品に分類されるべきかと思う。イタリア映画なので、そもそもブラックユーモアに近いので、笑えるというより恐ろしいです。
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