だCOLOR？ THE脱獄サバイバルのレビュー・感想・評価

吉本制作というのがちょっと・・・でも、金持ってるし仕方ないわな。
それでも、佐藤二朗　渡辺いっけい　そしてココリコ田中の三人の掛け合いはなかなか見応えがあった。テレビでも出来るんじゃないかと思うことだが、でも、75分、しかも脚本福田雄一という事を考えれば、まぁ確かにDVDレンタルでしかリリースできない。だからその前に映画ってことなんだろうな。
心理戦や駆け引き、そしてそれを超えた後の友情等、綺麗に進行はしている。もっと複雑でもいいんだろうけどね、折角DVDがメインなんだろうから、繰り返し鑑賞できるんだろうし。
赤、黄、黄というバランスの悪さがこの作品のＫＥＹなんだろうと思う。

オープニングの「朝まで生テレビ」の台詞がすごいうまいの。「この脚本家うまいわ！」と思ったら福田雄一さんだった。そりゃ、うまいわ。

でもなあ。この話、福田さんでも難しいんだよ。

「自分が助かれば他の二人は死ぬ」ってシチュエーションで、キャラクター描いて感情移入させちゃったら、ラストどうすんの？って話だよね。

ここで「なるほど！」ってのがないと、本当は作品にしちゃいけないんじゃないかな。

「普通に考えるとこういうラストだけど、まさかそんなありきたりな」ってラストに落としたね。だから作品の印象も薄くなんだよね。でも、そこ以外は面白かったよ。