「双子の笑顔の愛らしさたるや。」ふたつの名前を持つ少年 ツン子さんの映画レビュー(感想・評価)
双子の笑顔の愛らしさたるや。
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ヒューマントラスト有楽町で初鑑賞。これまで何作か(「縞模様のパジャマの少年」「悪童日記」「愛を読むひと」など。)”あの頃”が描かれた映画を観てきたけど、特に「ゲシュタポ」や「ソ連軍」「ユダヤ人」「傍観者」の描かれ方が今までで一番鮮明だと思った。そして、すごく詳細まで描かれている。例えばユダヤ人の見分け方を「割礼しているか否か」で判別していたり。
鑑賞後にパンフレットをぱらぱらめくっていたらキャストのところに二人の名前が書いてあって、双子が演じ分けているのだと知って驚いた。確かに、犬が銃で打たれてしまって泣いている時、みんなが離散してしまって泣いている時に見る”優しさ”、嘘方便(これには隣で観ていたひとも笑っていた。笑)、ゲットーから逃げ出す時、右手を失くした事実を受け止められない時に見る”勇気・反抗”。それぞれ表情豊かに演じ分けているから、すごいなこの子は!って思っていたけれど、二人だったなんて。笑
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