劇場公開日 2015年8月15日

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ふたつの名前を持つ少年のレビュー・感想・評価

全36件中、1~20件目を表示

3.5【ユダヤ人の名を捨て、ポーランド人の名でナチスの追っ手を掻い潜り、生き抜いた少年の実話の物語。ポーランドのレジスタンスの人達が、命懸けでスルリックを護るシーンは、矢張り心に響くのである。】

2025年3月23日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

幸せ

■第二次大戦下のポーランド。8歳のユダヤ人少年スルリックは強制居住区ゲットーを逃げ出し、ポーランド人だと身分を偽って放浪する。さまざまな人々や出来事を出会った果てに、ある一家の世話になって安堵するスルリック。だが、ユダヤ人であることがバレてしまう。

◆感想

・私は今まで、何作ナチス・ドイツの映画を観て来たのだろう。50本は観ていると思う。それは、高校時代にヴィクトール・フランクルの名著「夜と霧」を読んだからである。そこには、想像を絶するナチスの強制収容所に囚われた精神科医でもあった主人公が、冷静に収容所で何が起きていたか、何に希望を抱き生き延びたかが記されており、衝撃を受けたからである。

・だが、近年、ナチス・ドイツの蛮行を描いた映画の公開本数は減っている。時代的に仕方がないと思うが、ネオナチ及び極右政党のドイツ国内での台頭を観ていると心配になる。というか、世界全体が右傾化している気がする。
 その最も分かり易い国が、アメリカであろう。

・その代わりに、ここ数年増えているのがロシアのウクライナでの蛮行をドキュメンタリー形式で描いた作品である。「マウリポリの20日間」などは、機会があれば観て欲しいモノである。又、イスラエルとパレスチナの状況を描いた映画も公開されている。良い事だと思う。映画は勿論、娯楽だが、世界情勢の危機的状況に対し、警句を発するモノだと思うからである。

<今作も、観ていてキツイシーンが多いが、ポーランドのレジスタンスの人達が、命懸けでスルリックを護るシーンは、矢張り心に響くのである。
 だが、今後、出来れば実話に基づく新たな戦争映画が製作されない世界になる事を、切に望むモノである。>

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NOBU

3.5一周回ってポーランド万歳なだけな気もする

2024年4月17日
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つとみ

4.0いつになったら

2022年2月20日
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ジャーニー

4.0割礼が判断基準・・・

2021年2月4日
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kossy

3.5ユダヤ人として生まれたばかりに・・・

2020年10月25日
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KEI

3.5なんか

2018年4月25日
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泣ける

実話だとは…

戦争とは何か深く考えさせられる作品です。

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BOOK

4.0すごく、真面目、過酷、きれい

2017年2月18日
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興味ない•••4•好き/並••••5すごい
無••••5社会派/大衆•4•••カルト
よかった/勧める
俺の満足度 80点
作品賞ノミネート可能性 90%

すごく、真面目。
すごく、苛酷。
すごく、きれい。
無茶苦茶に聞こえるかもしれないが、率直な感じ。助かるとはいえ、少年にはひどすぎる経験を疑似体験するのに、見終わった感じにわずかだけれど清涼感が漂うのは、素晴らしい自然描写の中で、あまりに少年が雄々しいからか。映画中では、勇敢と言われていたが、自分が感じたのは、雄々しいという言葉。

誰もが観た方がいい映画。
108分だが、重たいから、長く感じるよ。大切だから。主人公が出会う人たちを見て、自分がどう生きるか考えよう!

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CB

3.5社会的な道徳観が映画の倫理観を殺す

2016年11月9日
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鑑賞方法:DVD/BD

冒頭で父が主人公の少年に託した「名前も父も母のことも忘れてもいいからユダヤ人であることを忘れるな」という言葉。
まだ右も左も分からない子供に民族の誇りや宗教を押し付けるのは親のエゴではないかと感じた。

その後、親と別れて一人キリスト教徒になりすまし、ナチス親衛隊から逃れながら、いろんな大人に助けられたり裏切られたりしながら生きていく。
悪い大人にも会ったがたくさんの良い大人にも助けられた。
束の間の幸せを手に入れたりもしたが、それはユダヤ人であることを隠せたからだ。

ユダヤ人として生まれたことを相当恨んだであろうに、最後に少年に迫られた決断を選んだのは民族の誇りからだったのだろうか、それとも父への思いからだったのか。

このような経験を二度としたくない思いでイスラエルという国家を作り上げたシオニストたち。
しかし今度は同じような苦しみをパレスチナ人たちにさせている。
映画の最後にそんなやるせなさを感じた。

こうしたホロコーストを扱った作品はどうも嘘つきユダヤ人がどれだけ傲慢でいやらしい民族かを理解した上で見ると全く感動できないのだが、あくまでも″フィクション″としてなら涙腺に響くものがあった。

ただの″感動作″という括りに入れるだけなら間違いなくオススメできる映画、それが『ふたつの名前を持つ少年』

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ベチィ

3.0まぁまぁ

2016年11月8日
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ユダヤ人の戦争の話はひどい話が多くていつも見るのが辛い。
恥ずかしい話ですが、私はユダヤ人をどう見分けていたか、この映画で初めて知りました。
ユダヤ人や孤児を助けてくれる暖かい人がいたこと、独りで全てを決断し生きた少年がいた事に心打たれます。

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ゆきりす

4.0人は心の扉を開けることはできるのか

2016年10月1日
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鑑賞方法:DVD/BD

知的

少年は只管走る。
スルリックという自分とユレクというもう一人の自分との間を。

人は心の扉を閉ざす時、そのものの名を問う。それが誰であるのかを。
しかし、扉を開き招き入れる時、それが誰であるのか名前は不要だ。

人は、なぜ名前に固執するのか。なぜ名前を問おうとするのか。

そんなことを私たちに考えさせる。

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critique_0102

4.0これからも受け継ぐべき作品

2016年7月9日
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現在では少なくなってきてる差別問題について改めて考えされられる素晴らしい作品だと思います。
主役の男の子の強さにはとても感動しました!

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ナ ナ

4.5実話。

2016年5月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

知的

ユダヤ人の少年が、こんなにもたくさんの人に助けられて生きて来たなんて凄いことだと思う。特典映像で、双子が演じていたとか、ご本人も登場されて、凄いなと思った!

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海(カイ)

3.5ユダヤ人の話

2016年3月20日
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ほんとにあった話だろうから、よくある話で片付けたらいけないんだろうけど、ユダヤ人の迫害の話ではよくある話かな。

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ムクムク

5.0たぶん

2016年2月28日
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とにかく走るシーンが多い。
タイトルを原題と同じRun boy Run にするべき。

それからユダヤ人がなぜあんな何も自分の民族であるユダヤ人を大事にするのかを理解するのは我々には難しい。

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ディア

3.5悲しくなる

2016年1月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

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吉泉知彦

3.0割礼、知らなければ調べてみよう。

良作には間違いないんだけれど、いまいち印象に残り難い一本。

演出、子役の演技、枯草色が多い柔らかな画面など良い所は沢山あるのだけれど。
大きな山場も仕掛けもなく、淡々と終わってしまう。
忘れてはいけない、歴史的事実なのは絶対だが。

「歴史実話モノ」の弱味を見事に晒してしまった、と言えば良いだろうか。

しかしながら。
盛りに盛って泣かせれば良いのか、と言えばそうでもないし。
(日本の戦争モノはほぼこの手法を取っているし、ヒットはするけれど、事実がヒトゴトに変わるので)
かと言って事実をただ事実に則って描けば良いのか、と言えばそうでもないし。
(シン・レッドラインみたいな例外はあるが、メッセージが伝わり難いこと多々なので)

内容以上に、そのさじ加減の難しさを考えてしまった作品。

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レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれ

4.0ラストシーン。生きてくれ、という父の願いがいたたまれなくてしょうがなくなる。

2015年10月21日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

逃げろ、逃げろ、とにかく生きろ、生き延びろ。
そんな父の願いが、スルリックを勇気づける。
表情を巧みに使い分ける名演!って感心してたら、なるほど双子か。
1年ぐらい間を置いて感情をリセットして撮っているのかと思った。
それでも、双子の二人の白熱の名演は必見。
第二次大戦下のポーランドで生き延びたユダヤ人少年と、我が身を顧みず彼を助けた大人たちの物語。
最後、父とスルリックが別れたシーンでそんなことが起きてたなんて。それでも、生きようとしたスルリックの姿にただただ涙。
ストーリーをとやかくイジるスキなし。オススメ。

あ、邦題がナンセンスだね。原題「RUN BOY RUN」のほうが全然いい。映画のテーマがぼやける。

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栗太郎

4.0ゲットーを脱出した8才のユダヤ人少年が 、最後にお父さんに言われた...

2015年9月22日
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悲しい

ゲットーを脱出した8才のユダヤ人少年が
、最後にお父さんに言われた言葉通り、ユダヤ人の名前を捨ててポーランド人のふりをして、とにかく生き延びる。子供1人殺すためにそこまで探すかな、と思うくらい逃げなければならなかったりするけど、一目でユダヤ人とわかっても匿ってくれる人もいて、ほっこりするシーンも多かった。
少年役は北村一輝みたいに下瞼の黒いキリッとした子で、しかし子供同士で遊んでいる時とか、こんな顔だったかな?と思うほど無邪気な表情も。それもそのはず、実は双子が演じ分けてたらしい。
背後で父親が撃たれるのを聞きながら走って逃げるって、どんな気持ちかと想像すると…ハンカチ忘れたの後悔しました。

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ミーノ

3.5子供に罪はないことを理解してくれる大人もいた

2015年9月22日
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鑑賞方法:映画館

残忍、惨殺なイメージが多いこの戦争で、宗教、人種をこえて救済という心をもった人達もいたんだと驚いた。こういう体験談を生々しいものではなく、今回のような万人が容易に鑑賞出来る形の映画化してほしいです。

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maruo

4.0神の問いかけ

2015年9月21日
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鑑賞方法:映画館

ホロコースト・サバイバーのものはどうしても見てしまう。加えてこの作品はポーランドのパルチザンも関わりがあって、ユダヤ人のアイデンティティを守ることまでもがそれに重なる。とても重層したテーマ。でもそういう複雑な事柄をポーランド人ってみごとにまとめるよね。ほんとうに映画のためにあるような国だわ。

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rie530
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