「【グスタフ・クリムトの名画「黄金のアデーレ」を取り戻すために権力に立ち向かった女性の姿を鮮烈に描くヒューマンドラマの秀作】」黄金のアデーレ 名画の帰還 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【グスタフ・クリムトの名画「黄金のアデーレ」を取り戻すために権力に立ち向かった女性の姿を鮮烈に描くヒューマンドラマの秀作】
-ナチスの蛮行が横行していた時代と現代を行き来しつつ、物語は進む。-
本来であれば、ユダヤ系オーストリア人のマリア・アルトマン(ヘレン・ミレン)が相続する筈だった「黄金のアデーレ」は戦時中、ナチスに奪われた後、オーストリア国立美術館の所有物となっていた。
年老いたマリアはある決意を秘め、新米弁護士ランディ(ライアン・レイノルズ)を雇い、母国オーストリア政府を相手に返還訴訟を起こす。
その決意とは、”ナチスがユダヤ人とオーストリアに対して行った悪事を改めて露わにし、同じ蛮行を起こさせないため”だった。
ほぼ事実に基づいた物語であるが、一級のエンタメ作品として世に出した「マリリン 7日間の恋」で長編デビューしたサイモン・カーティス監督を始めとした制作陣たちの想いと、マリアが、ナチスの蛮行により、強奪された「黄金のアデーレ」を取り戻すための法廷での遣り取りも面白い。
又、マリアとランディを演じたヘレン・ミレンとライアン・レイノルズを筆頭に、ダニエル・ブリュール、ケイティ・ホームズ、タチアナ・マズラニー等の演技にも魅入られた作品である。
<2015年12月3日 劇場にて鑑賞>
コメント失礼します。
この映画はアート系の映画館で観ました。
とても印象に残っております。
実は先程、NOBE様の「スペンサー・ダイアナの決意」のレビューを
読ませて頂きました。
そちらにコメント&共感をしたかったのです。
(いますぐにでも観たい映画です。)
あまり健康に自信がないものですから、劇場から遠のいております。
クリスティテン・スチュワート。
刃物の鋭さのあるような研ぎ澄まされた美しさですね。
以前に「アクトレス〜女たちの舞台」を観ましたが、ジュリエット・ビノシュを凌ぐ演技(凌ぐ美しさなのは、当たり前なのですが・・・)、
知的な女優だと思いました。
詰まらない戯言を書きました。
(いつも拙レビューに共感押して頂き、感謝しております)
NOBUさん、この映画面白かったです!レビューしたか忘れてしまいました。オーストリアはかなり強くナチであったこと、ユダヤの豊かな家族が沢山居たこと。色々考えます。若手弁護士頑張ったね!