「絵の中の人生」黄金のアデーレ 名画の帰還 Momokoさんの映画レビュー(感想・評価)
絵の中の人生
マリアが、そしてマリアの姉が取り戻したかったのは、絵というよりはその絵の中にあった生活、家族、人生だった。
マリアがずっとオーストリアには戻らず、ドイツ語も封印して生きてきたから、過去を取り戻す事は過去(ウィーン)に連れ戻され、両親を見捨てた自分に向き合う事だった。
ウィーンの壮麗な建物が、その負の歴史を感じるととても重く、権威的に見えた。カリフォルニアとは対照的で時間と距離、歴史の違いを感じた。
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