Mr.ホームズ 名探偵最後の事件のレビュー・感想・評価
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回顧
新たな未解決事件や過去の未解決事件を題材にした映画ではなく、93歳で痴呆のホームズが30年以上前に自分が引退したきっかけとなった解決済だけど忘れてしまった事件を家政婦とその息子との交流を通じて思い出して行く話。
ミステリーやサスペンスと言うよりもヒューマンドラマで、事件そのものには大きな盛り上がりや見せ処はなく、老いに対する抗いや心の拠り所を探す様なストーリー。
老いてもなお紳士的でキレのある洞察力がかっこ良く、ホームズなのに情けないのが面白いが、終始まったりした雰囲気だからミステリーやサスペンスを期待してみると眠くなるかも。
日本を舞台にした話が少しあるけれど、描写があまり日本ぽくないし、日本であることにも余り大きな意味はなかったかな。
物語に盛り上がりが欲しかった
今年は、シャーロック・ホームズの何か記念の年なんですかね?ベネディクト・カンバーバッチの出世作のテレビシリーズ“SHERLOCK シャーロック”の特別編『SHERLOCK シャーロック 忌まわしき花嫁(Sherlock: The Abominable Bride)』が公開されますしね。シャーロック・ホームズが最初に登場した『緋色の研究』の出版は1887年なので、周年記念には中途半端ですしね。何なんでしょう?
でも、同じ時期に、同じようなテーマの作品が続くことって、良く有る気がします。ちょっと前だと『ディープ・インパクト』と『アルマゲドン』、最近では『エンド・オブ・ホワイトハウス(Olympus Has Fallen)』と『ホワイトハウス・ダウン(White House Down)』とかね。
コナン・ドイルの設定でシャーロック・ホームズは、探偵引退後、田舎に引きこもって養蜂業をしていることになっているのですが、この作品は、きちんとその設定を活かしています。1914年に60歳と言う事の様ですので、93歳ということは、この作品の舞台は1947年という事になるようです。
不思議なのが、やたらと日本が出てくる所。原作をあたっていないので、原作での設定が不明ですが、「敢えて、日本に触れる必要があるのか?」と言う感じもしました。一応、劇中では、日本での出来事にも絡んでくるんですけどね。それと、原爆投下後の広島も描いていたことにビックリ。う~ん、どう言う意図なんでしょう?ところで、この作品での日本の描き方は、一昔前の日本の描き方でしたね。ありゃ、中国だよ。そこがちょっと残念。
結構おとなしいトーンのまま物語が進んでいくんで、正直、意識を保つのが大変だったりします。タイトルから想像されるような、ホームズが大活躍するような内容では無いです。むしろ、晩年を迎えたホームズが、過去の後悔する出来事を振り返り、本人なりの心の整理をつけるという内容ですね。
前半はよかった
途中から失速して、起きてられないほど退屈。
自分はホームズファンではないが、ファンなら激怒するかも。
テーマは実は認知症で、頭脳明晰な名探偵もアルツハイマーになるやもしれぬというものにも読める。が、なにせ面白くないのが辛い。
いろんな伏線っぽいものを用意しているのに鯖みたいなものだ。
日本のセットもいかにも中国っぽい。
よくなる題材なのに残念。
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