「推理ではない。」Mr.ホームズ 名探偵最後の事件 U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
推理ではない。
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ホームズ、一番の難事件は自らの老いとの戦いでした。
これは…所謂スピンオフなのだろうか?それともオリジナルに含まれるシリーズの一つなのだろうか?
いずれにせよ、スーパーヒーローではないホームズに会える。
特筆すべきは、60代と90代の演じ分けで、どちらも違和感のなさが見事である。
そして
この映画を選択した唯一の理由。
「真田広之」
真田さんが携わるエピソードは、本筋と全く関係がない。
観客の視点を膨らますわけでもない。
どうやって絡んでくるんだろうかと終始、頭を抱えてたくらいだ。
記憶の混濁でも、融和でも、勘違いでもいいから、なんか絡ませといてよ…。
山椒とかどうでもいいだろ?
相変わらず、中国人みたいな髪型の日本人はいるし。
明治とかかなって見てたら、原爆が落ちた後だし…そんな時に来日しようと思うのか?被爆地の広島に野生してる山椒を持ち帰ろうとするのか?
頭おかしいだろ?
ちゅうか、これ単体の作品なら日本の設定なんて全くいらねえだろが!
何で出したんだ?何を見せたかったんだ?
90うん歳が、英国から日本まで行くって…なんじゃそりゃあああっ!
何故、この腑に落ちなさ加減を無視してまで、日本の設定を捩じ込んだんだろうか…理解に苦しむ。
晩年のホームズ。
これに興味がある人はどおぞ。
個人的には、創作上の人物なので、そのままヒーローでいいじゃないか。
変に痴呆症とか介護とか孤独とかの現実味を背負わせる事にリアリズムも意味もないように思う。
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