「不安的な関係性の中に潜む安心感。」ディーン、君がいた瞬間(とき) ガーコさんの映画レビュー(感想・評価)
不安的な関係性の中に潜む安心感。
ずっと観たかった映画の1つ。
ジェームズディーンは写真嫌いでしたが、唯一写真を許していたカメラマンがいたようです。
人との関わりを避け、演技の中で生きてきた彼は、友達と呼べるような人がいませんでした。
でも、一人のカメラマンとの交流が、彼の心固く閉ざした心を溶かします。
ジェームズの故郷についてきたカメラマンは、ジェームズと日常生活を共にすることで彼の本心や生き方を知っていくのです。
ジェームズの朴訥とした雰囲気と、カメラマンの強引で真っ直ぐな姿は、正反対でありながらも互いのことを認め合っているようでした。
たった2週間の交流とは思えない、濃厚な時間を感じました。
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