「デイン・デハーンが全て。」ディーン、君がいた瞬間(とき) 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
デイン・デハーンが全て。
兎にも角にも「デイン・デハーンを愛でる」一本。
やはりこの役者は凄い。
主役はあくまで写真家ストック(=トワイライト)なのだが、完全に喰われてしまっているのがまた史実と現実が相俟って面白かった。
圧倒的な存在の前に、力の弱き者は平伏すしかないのだな。
ただし監督いつもの、というと語弊があるかもしれないが。
演出は丁寧な職人技なれど、作劇は「おそろしく平坦」。
JDでもデハーンでも何かしらに興味が無ければ、退屈極まりないし眠くなると思う。いや間違いなく。
良作なれど、確実に観る人を選ぶ作品。
デイン・デハーンは凄いけどね。
終盤に近づくにつれ、どんどんJDが正に乗り移ってくるんだもの。
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