劇場公開日 2016年9月30日

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「闘おう愛し合おう」高慢と偏見とゾンビ えふいーねこさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 闘おう愛し合おう

2025年10月16日
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鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

ドキドキ

新しめの作品観て割とネガティブなレビュー書くことが続いてしまったので、絶賛レビューを書きたいと思って久々にこの作品を見ました(笑)
元ネタのドラマシリーズ「高慢と偏見」が好き(コリン・ファース推し)、ゾンビものも好きなので、劇場公開時にそれは勢いこんで観に行きました(^^)その後レンタルと配信で5回目くらいでしょうか、また観て、やはりとても楽しかった。大好きな一本です。

イギリスの国民的文芸作品とゾンビを混ぜちゃった時点でもう、可笑しくてたまらないのですが、美男美女揃いのキャスト、衣装もお屋敷も見て楽しく戦闘はなかなかの本格で、テンポよくほとんどムダがありません。

脇でゲーム・オブ・スローンズの「ラニスター家の父娘」が揃って(共演場面は無いけど)出ているのも楽しい。マット・スミスのトンチキな牧師さんもいい。

ゾンビと闘いつつ物語はちゃんと文芸ラブロマンしていて、その混ざり具合がなぜか絶妙にB級風味にもなっています。ラストの「おまけ」なんてB級ホラーのお手本みたい。

で、この映画の「原作」は小説版の高慢と偏見ではなく、ドラマ版のほうじゃないかと(ややこしい)疑っています。
ダーシーがエリザベスに失礼なプロポーズするシーンとか、ドラマ版と画角までソックリ(乱闘はしないが)で可笑しい。
ドラマ版大好きなので、リスペクトあるなぁ!と嬉しくてニヤニヤしてしまいます。

ゾンビ版が気に入ったかたは是非、ドラマ版もご覧ください、映画版がいかに「タチの良いゾンビ化」か納得されると思いますし、見応えあるドラマシリーズです。(U-NEXTにあります)

余談
ダーシーが池に飛び込んで泳ぐシーンで、コリン・ファースは「一夜にしてイギリスのセックス・シンボルになった」そうです。そして、その話をのちに、イタリアで奥さん(←イタリア人)の家族にしたところ「全然信じて貰えなかった、大笑いされた」、というエピソードがありまして…イタリア人から見て、コリン・ファースは全然セクシーじゃないんだろうな〜と失礼ながら納得したのでした。

えふいーねこ
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