「歴史的に事実なのだろうか?」ヒトラー暗殺、13分の誤算 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
歴史的に事実なのだろうか?
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歴史的に事実なのだろうか?
単独犯なら、計画はあまりにも稚拙で、ほぼ自殺行為になってしまう。エルザや家族や仲間の事を考えるなら、もっと綿密に計画を立てると思うし、ただ、暗殺を考えるなら、その場での実行犯になると思う。単独のテロ行為が、ほぼ実行犯なのは歴史がそれを証明している。時限爆弾を使うのは、逃走の時間稼ぎ。誰でもそう考える。
また、尋問するナチもエルザをもっと攻めたと思う。またまた、コミュニストの親派であったのは明白なのだから、彼を尋問する前に、そちらを一斉検挙するのではないかと思う。
だから、少なくとも『単独でここまで良くやった』感はナチの尋問官は絶対にもっていなかったはずだ。
つまり、この映画は、ナチの尋問官を含めて、ドイツ人に対する罪を『仕方なかった』として、監督自身を含めた全ドイツ人に対して、忖度しているように見えた。
もっとも、日本の映画では、ここまで表現しないと思う。戦争の被害者としての日本人を描く事が多いと思う(それはそれで良いのだが)。
日本人の多くは、藤田嗣治の『アッツ島玉砕』を戦意高揚の絵としてとらえている。なぜなら、日本では戦争に負ける事も美なのだ。『アッツ島玉砕』は地獄を描いた世界的に名画だと思う。
話がそれてすみませんでした。
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