劇場公開日 2015年10月16日

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「心の揺らぎ」ヒトラー暗殺、13分の誤算 赤羽のプリンスおやじ(1960年生まれ)さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0心の揺らぎ

2021年11月2日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

史実に基づいた作品として秀悦でした。生、愛、住、食、職務、権力、組織、傲慢、強権、独裁、友、信念、技術、努力、綿密、怒り、悲しみ、憎悪、拷問、忍耐、同情、末路・・・と、あらゆる要素が盛り込まれていて、しかしどうにもならない「運・不運」に揺らぎ、また「人の心の揺らぎ」に及んでいる様(さま)を描いた点が印象的でした。バックミュージックも無くて絶妙な演出です。主人公のひたむきさのみならず、取り調べ官や筆記担当者までもを含めて強く印象に残る作品でした。

赤羽のプリンスおやじ(1960年生まれ)