「ネタがてんこ盛り過ぎる」チャイルド44 森に消えた子供たち オパーリンブルーさんの映画レビュー(感想・評価)
ネタがてんこ盛り過ぎる
物語の概略だけ読むと、猟奇的連続殺人ものかと思うが、これは物語のベースとして存在し、残酷なシーンはあまり無い
むしろスターリン体制下、「楽園」と称される共産主義社会において“連続殺人などありえない”と決めつけられ、その認識を強いられる犠牲者の両親が哀れで、それに我慢ならずに捜査に動き出す主人公に対して、反体制派ではないかとの疑いがかかる…
犯罪サスペンスというより、硬直した官僚的・隣人すら信用できない共産主義社会の中で真実を見つけ出すことの困難さがストーリーのメイン
冒頭の第二次世界大戦のベルリン攻略、反逆を疑われる獣医(から派生する農民一家のエピ)やら、主人公に嫉妬する部下やら、主人公がベタ惚れの愛妻(?)のエピやら、ネタが多すぎる
あの獣医さん可哀想だったな、病院にいた動物たち飼主に引き取られたかな…なんて粗筋には99%関係ないワンシーンが気になったまま映画は終わる(笑)
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