「ダークで超骨太な秀作ミステリー」チャイルド44 森に消えた子供たち レイ零号機さんの映画レビュー(感想・評価)
ダークで超骨太な秀作ミステリー
スターリン政権下のソ連で44人の子供がいなくなった。この事実を当時の当局は「連続殺人は資本主義の弊害によるもので、社会主義下の我が国家に、この種の犯罪は存在しない」という公式見解を出したそうだ。
あり得ないこの見解が事件を拡大したとしか思えない。この事実を英国人が小説という形で発表しスウェーデン人が監督した米国映画だ。
この時代に詳しい訳では無いが社会主義国の秘密警察に逆らって迄事件を追及した主人公夫婦と警察所長さんは国家の反逆者扱いだったろうに……。
唯一の救いはちゃんと事件も解決し、夫婦も新たな一歩を歩み始める点位かなぁ。
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