「昭和は遠くなりにけり・・・」64 ロクヨン 前編 Mrs.フロイさんの映画レビュー(感想・評価)
昭和は遠くなりにけり・・・
昭和最後の年64年に地方都市で起こった児童誘拐事件。警察内部の通称「ろくよん」を巡り、時効となる平成14年と事件当時を県警の広報官三上の眼を通して描いて行く。
横山秀夫の原作に主演は佐藤浩市、先にTVドラマの放映ではピエール瀧。
昭和を表わす数々のアイテムに目を凝らす。電話、車、テープレコーダー、テレビ、ラジオetc……
中でも小説では困難な音の再現が、映画では強力な印象を与えている。
そしてその音こそが、この物語の鍵を握る。
大人の鑑賞に応える本作の後編に期待したい。
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