「ワンパターンの劣化過ぎ!」呪怨 ザ・ファイナル 昴 晃一郎さんの映画レビュー(感想・評価)
ワンパターンの劣化過ぎ!
始めに申し上げておきたいのは、私はホラー映画を一度も【怖い】と
思って鑑賞した事がありません(爆)
ホラー映画に限った事ではないのですが、【良い映画か良くない映画】かの判断なので、
一般常識とは外れた感覚者の論評となります。ですから参考にはならないかと思いますので、
ご了承の程を。。。
本作は前作『呪怨 終わりの始まり(呪怨リブート版)』の続編にあたり、呪怨シリーズ最終章。
前作がヒットしたお陰か知りませんが、本作ができた訳です。
うーん…学生さんや若い人、怖いけどそういうの好きって人には
【お手軽】に怖いと感じられるんでしょうが、
うちらには、そうは問屋が卸しません。全く以て怖くない。
これはもうコメディです。いや、コメディすらなってないかも。
呪怨シリーズの定番演出はそのまま引き継がれますが、
こういったシリーズものは【工夫、進化】が必要だと思います。
でなければ、シリーズ化の意味はありません。
そういった意味では前作もそうですが、本作も工夫と進化が超不足。
兎に角、驚かせ方がワンパターン過ぎも甚だしい。
観客側にとっては「はい、はい」と言うしかありません。
俊雄のフリがあって伽耶子がオチをつける・・・見飽きました。
俊雄、伽耶子の演出も劣化の一途を辿っていってます。安すぎる。
もっとネチッこくやってもらいたかった。。。
小説を読んだ人には解って貰えるかも知れませんが、伽耶子の境遇はもっと根深いんです!
我が家では伽耶子は【怖い人】では無く【可哀想な人】です。
だからこそ、あれ程の呪怨が生まれていった…
それが、シリーズ重ねる度にその説明もなし。只のお化け屋敷でしかなくなってしまってます。
そもそもリブートする必要があったのか?佐伯家の設定変更の意味は?
リブート1作目で生き残った袴田さんが生きている意味がわからない。
2作目の前フリにしかみえません。前作で死んでください。【呪怨】なんだから。
本作:主人公(平愛梨)は、前作:主人公(佐々木希)の姉という設定のみで動くだけであって、
俊雄との関連性が薄すぎる。単に巻き添え喰らっただけ。
愛梨ちゃんの恋人役である桐山くんもそう。巻き添えです。
それだったら、佐伯家の親戚でのストーリーをもっともっとメインに据えれば良かったのでは?
愛梨ちゃん、もっと良い映画に出て下さい。『20世紀少年』の、
あの生き生きした演技が出来てない。貴女はもっと出来る子です!
桐山くん、菅田くんとの差が開く一方です(涙)。Wファンとしては応援してるんですよ。
リブート1作目も劣化版でしたが、本作は更に劣化版。しかも全然【ファイナル】じゃねぇ!
リブートから入った人には是非とも初期【呪怨】1・2を鑑賞して頂きたい。(OVからでもOK)
そうすれば、本当の【呪怨】が解ってもらえるのではないでしょうか。
観たい方、ブルーレイ・DVD落ちでOKです。劇場鑑賞する価値はありません。
あ、パンフは見開き2ページのみ資料として損はないです。
【呪い続けて17年!呪怨シリーズ全犠牲者リスト】は良い。総勢124名以上!
いやぁ、殺し続けましたねぇ(笑)
本作で「うふ^^」ができたのは俊雄ズのシーンのみ。
後、全編終了後のオマケ予告は大爆笑させてもらいました^^
あれはもう完全に【フレディvsジェイソン】の大パクリですね。
(【フレディvsジェイソン】はコメディホラーとして大評価してます。それが日本版でできるのか?)
しかし、一世を風靡したJホラーの将来は恐ろしく暗いですねぇ…再来は何時になるやら。
それまで我慢ですか><
これは日本に限った事ではありません。海外もそう。
【パラノーマル・アクティビティー】がヒットする意味が解らない。
(1作目自体もつまらん。パラノで評価できるのは日本リメイクのみという大皮肉作です)
海外ホラー、ここ10年鑑賞作で良作と思えるのは
エクソシスト・ビギニング
エミリー・ローズ
エルム街の悪夢(リブート)
1048
ミラーズ
ザ・ライト
位なもんでしょうか。嗚呼、ホラーの良作が観たいぞーーーーー!!!!!
☆1
昴 晃一郎さん、
返信ありがとうございました!
まだご覧になられてないのもあったようで良かったです。
果たして昴さんの好みに合うかどうかですが、
気が向いた時にでもレンタルしていただければ幸いです。
『ミスト』は……あのラストで1日ドン底気分に
なる方もいると思うので挙げませんでしたが……
流石、既にご覧になられてましたか。
あれは傑作だと思いますがキツい映画でした。
異次元と繋がった(らしい)という設定やら最後の
あのどでかい怪物やら、確かに色々クトゥルフっぽい。
『フレディVSジェイソン』も観ました!
残念ながらレンタルで観ただけでピンバッヂは持ってません(笑)。
あの映画は……ホントに……大馬鹿でしたねえ……良い意味で(笑)。
あの映画で爆笑できたのなら、たぶん『キャビン』も
昴さんにとっては似た路線かもです。
あとは『呪怨 ザ・ファイナル』の最後のアレですか。
あんなん出しちゃうんですね。いやはや。
まあ、出たら出たで観るつもりですけど、
全然まったくこれっぽちも期待できませんねえ。
二人して這いずり回りながらの
取っ組み合いでもやるんですかねえ(爆)。
そっちよりも『劇場霊』にエールを送っときます。
それでは、次回レビューも楽しみにしております。
宜しくお願いします!
昴 晃一郎さん、
はじめまして、浮遊きびなごと申します。
ホラー、特にJホラーへの熱量を感じるレビューですね!
同じく『ホラー大好き、Jホラー頑張れ』な人間
なので、共感+思わずコメントさせていただきました。
斬新さもネチっこさも本作は全然足りませんでしたね。
中田秀夫監督の『劇場霊』は大丈夫でしょうか……。
好きな作品にリブート版『エルム街の悪夢』や
ジェットコースターホラーな『1408号室』を挙げる辺り、
恐怖度よりもシナリオや演出に凝ったホラーがお好きなのでしょうか?
僭越ながら、ここ10年ほどの作品で、そこそこに怖くて、
しかも演出的な面白さを個人的に感じた海外ホラーを
少し並べさせていただきます。
気に入る作品があるかどうか分からない上、
わりかしメジャーな作品ばかりで、氏であれば
全部観られている可能性も大なのですが(汗)、
一か八か、未見の作品がひとつでもあれば幸いです。
『REC/レック』(1作目のみ)
『ディセント』(1作目のみ)
『サイレントヒル』(1作目のみ。残酷で重い描写も多いので注意)
『遊星からの物体X ファーストコンタクト』(1作目ほどではないけど)
『インシディアス』(シナリオ的に面白いのは2作目かも)
『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』(演出がJホラーに近い)
『キャビン』(ホラーの定番ネタを逆手に取った奇抜な出来)
『フッテージ』(日本+欧米ホラーのハイブリッド)
長文コメント失礼しました。
返信お気になさらず。それでは……。