「ケイト・ブランシェットの魅力」キャロル akkie246さんの映画レビュー(感想・評価)
ケイト・ブランシェットの魅力
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アメリカ東海岸の1950年代初期の雰囲気がよく再現されていたと思う。古めの画質で、古い映画を見ているようたった。ルーニー・マーラはよかった。上流階級の綺麗な女性に憧れる写真家志望の若い女性。作風に関しては素晴らしいと思う。欲を言えば、まだプロではないけれど、プロを目指している女性の写真家という部分にもっとクローズしてほしかった。当時はフィルムを買うのにも金がかかり、現像するのに時間も手間もかかり、一枚の写真の価値は現在よりはるかに貴重なものだったはずだ。そのあたりの書き込みのリアリティがもうひとつだったように思う。ラスト近くの、双方の弁護士たちがたくさん出てきて、離婚や親権の話し合いをするシーンがもっとも描きたかったことのように私には思われる。
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