われらが背きし者のレビュー・感想・評価
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冷戦後のエスピオナージ作品は難しいね
ネタバレあり。
ジョン・ル・カレの小説『われらが背きし者』の映画化。
原作が2010年の出版なので、最近の世界情勢をある程度反映しています。ジョン・ル・カレと言えば、『寒い国から帰ってきたスパイ』や『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』などが有名ですが、『寒い国から帰ってきたスパイ』は1963年、『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』が1974年と、冷戦華やかなりし頃の出版なので、冷戦が集結し、国と国の正規戦ではなくなりテロとの戦いになり、中国が台頭してきている今の時代とは乖離を感じますが、それを感じさせ無かったのは、そう言う事なんですね。まぁ、それら冷戦の頃の作品も、「冷戦のころは、そうだったんだなぁ」と思えば、特に違和感は無いですけどね。
う~ん、ユアン・マクレガーが大学教授ですか・・・。残念ながら、あんまりそう言うイメージじゃないですねぇ。なんか軽い・・・。ちょっとそこが残念かな。ナオミ・ハリスの弁護士には、それほど違和感は無かったんですけどね。
原作がジョン・ル・カレなので、アクションよりは抑えたリアリティと言うところでしょうか。エスピオナージなので、少し派手なアクションを期待していると、外されます。
腐ってやがる
ステランスカルズガルドがカッコいい!
爽快さはなく…
ル・カレ原作にしてはわかりやすかった
ジョン・ル・カレ原作の「裏切りのサーカス」が最初観た時、「・・・??」状態だった私は、「われらが背きし者」がル・カレ原作と知り、「大丈夫かな・・・」と心配しながら観に行ったのですが、杞憂でありました。
俳優たちがいいですね〜。
ユアン・マクレガー・・人のいい役がハマり役だと思いました。
ロシア・マフィア役のステラン・スカルスガルド・・どこか裏のありそう。
そして今回一番色々な顔を見せてくれたのが、MI6(イギリス秘密情報部)のヘクターを演じたダミアン・ルイス。
もっと派手なアクション・シーンがあればよかったな・・と個人的には思ってしまいますが、面白かったです。
モロッコ、パリ、イギリス、スイス・・と色々な光景も綺麗でした。
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