テンダー・マーシーのレビュー・感想・評価
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【”白い鳩の翼に乗せて”酒に溺れた名カントリー・シンガーの再生の物語。ロバート・デュヴァルが歌うカントリーがとても、趣が有って良いです。】
■かつては有名なカントリー・シンガーだったが、同じくカントリーシンガーのディクシーとの結婚生活に失敗、酒浸りの日々を送っていたマックは、テキサスのモーテルで雑用係として雇われる。
若く美しい未亡人・ローザ(テス・ハーパー)とその息子・サニーと触れ合うなか、マックのファンの若者達が訪ねてきた事で彼にレコード・カムバックの話が持ち上がる。
◆感想
・ロバート・デュヴァルと言えば、映画好きなら誰もが知る大スターである。
代表的な作品「ゴッド・ファーザー」シリーズ「地獄の黙示録」以外で、私が好きな作品は、老年期の「ウオルター少年の夏休み」「ジャッジ 裁かれる判事」である。
そして、最初の映画出演作の「アラバマ物語」での美声年振りも忘れ難い。
・今作はストーリー展開はシンプルであるが、日本では余り観れないカントリー映画である事と、ロバート・デュヴァルがカントリー・シンガーと言う設定が良い。
そして、再起した彼が、カントリーバーで若者達の演奏をバックに歌うカントリーが実に良いのである。
<今作は、結婚に失敗し、酒浸りの日々を送っていた主人公の男の悲哀と再生を見事に演じたロバート・デュヴァルが数々の映画賞を受賞した作品であるが、そんなことは置いておいても、良き作品であると、私は思います。>
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哀愁のアメリカンを味わう作品
落ちぶれた中年の歌手を追うだけのストーリーでドラマは希薄ですから、退屈と感じる人も多いでしょう。
カントリーサイドのカントリーミュージックをアメリカンな雰囲気で味わうための映画です。
いつも脇役のデュバル選手がオスカーを取った自然な演技が秀逸です。
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