「未知への恐怖と家族の愛」クーデター ゾンビさんの映画レビュー(感想・評価)
未知への恐怖と家族の愛
邦題のクーデターは窮地での家族愛の表現手段に過ぎず、クーデターそのものがテーマでないことが理解できる。
しかしながら言葉の通じぬ異国の地・民族への恐怖も描かれており、起きないとも言い切れない現実感が煽る。
フィクションなのでご都合主義に納得するもしないも自由だが、子どもがいるお陰かそれも許せてしまう受け手の都合のよさ…w
ピアースはやはりセクシーでかっこいい。ただ者でない雰囲気とフレンドリーな笑顔か同居しており、家族にも観るものにも安心感を与える。相棒との掛け合いによって(オーウェンのかわりに)コメディリリーフを演じ好印象なのは役得か。
にわかにもパニック系・ディザスター系が好きな自分は楽しむことができた。作劇後に家族の関係が壊れてしまうんじゃないかとも思える(それこそPTSDになるほどの)描写も、自分だったら家族のためにどうするか…と考えさせられるくらいに、家族へのフォーカスが目論見通りだったのだと思うので評価せざるを得ない。
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