「一市民としての恐怖」クーデター sus303s45cさんの映画レビュー(感想・評価)
一市民としての恐怖
もしも,無法地帯に突然置き去りにされたら-
『パージ』シリーズと本作が連続して同じテーマで映画を公開してきました.『パージ:アナーキー』しか見てませんが,断然『クーデター』の方がよく出来ていると思いました.
『パージ:アナーキー』が資本主義へのメッセージ等々を詰め込みながらよく分からないヒーロー像を造り出そうとしていたのに対し,本作はとにかく理不尽から逃げるという一点に終始しており,映画というエンターテイメント作品としてよくまとまっていると思いました.
なんと言っても"007"ピアース・ブロスナンが,言い味出してます.殺しのライセンスをかつて持った男があんなことになるなんて・・・
か弱い家族を連れて一市民が逃げるということのドキドキ感がよく表現されており,バッサバッサと敵をなぎ倒すことなど出来ないことを感じさせられます.
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