「謎深き作品にするために脱線しがち」ブラック・ボックス 記憶の罠 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
謎深き作品にするために脱線しがち
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総合:60点 ( ストーリー:50点|キャスト:65点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
何が本当で何が本当じゃないのか。意識的に多数の場面を登場させることで、主人公も視聴者も混乱させる。そしてだんだんと真実に近づいていくという話である。
しかしシルヴァン・ガネムは実は存在しないけど、アルファベッドを入れ替えると違う人の名前になるとか、そんなの作品場の謎解きのためだけに作られただけだろう。企業買収の話とか、一人暮らししている兄のアパートの話とか、殺された看護婦の話とか、そういう前振りがありながら、それが結局本筋には関係がなかった。もっと大きな陰謀があるのかと思ったが、何かすかされた感じがする。
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