国際市場で逢いましょうのレビュー・感想・評価
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韓国近現代史を改めて知る
この作品を公開当時に観ていないことが、
大きな損失に思える。
これまで多くの韓国映画を観てきたが、
映画からは知る韓国の近現代史は苦難の歴史だ。
家長として、己を後回しにしても懸命に父親の代理を務めるドクス。
生き別れになった妹との再開には涙した。
青年時代から晩年まで特殊メイクで演じかきったファン・ジョンミンには惜しみない賛辞を送る。
ふけメイクに若干の違和感があったが、そんなことはどうでもよくなる怒...
ふけメイクに若干の違和感があったが、そんなことはどうでもよくなる怒涛の人生。入り込んだ。まるで自分が韓国人になったかのように。
朝鮮戦争、ドイツへの出稼ぎ、ベトナム戦争。家族のために…。
日本にもそんな時代は確実にあった。そんなに遠くない時代に。祖先に感謝。
韓国の歴史と家族の絆をユーモアと涙で見せる映画づくりは凄い。
韓国映画特集in広島@映像文化ライブラリーで見た。
2014の映画。韓国で大ヒット。朝鮮戦争、ドイツ出稼ぎ、ベトナム戦争への派遣、北米移民など戦争や経済困窮を背景に強い絆に結ばれたくましく生き続ける家族のドラマ。
ユーモア、涙を誘うシーンもたくさんあり、世界各地で撮影され、壮大な映像で見るものを飽きさせない。
日本でも、泣ける韓国版フォレスト・バンクと大ヒットしたという。
実はこのような韓国の歴史と戦争、困窮のことはよくは知らなかった。映画そのものはフィクションではあるものの、実際の時代背景とそこに登場するニュース映像や話題の人物は実在の人たち。それで映画をリアルに追体験できる要素である。
まだ、10/7までさまざな映画が紹介されるので、行ってみようと思う。
日本という国にたまたま産まれ落ちたことの幸い?
戦乱の中で生き別れてしまった肉親の再会…。
そういうことについて、アメリカやスペインや、そして本作の舞台となった韓国のように、内戦であって、民族を二分するような大きなものは経験することなく、そして、そういう内戦に外国軍の介入を受けることで、いつそう国土が蹂躙されるという不幸に見舞われることもなく、国際政治のいわば「エアポケット」にしっかりと嵌ますり込み、永く平和であったことの恩恵を十二分に享受して来られたという僥倖に、ただ感謝する以外にないのかも知れません。
観終わって、この国(日本)が平和であること(平和であったこと)の幸せに、改めて感謝する一本になりました。評論子には。
佳作であったと思います。
(追記)
本作で、主人公は何度も、家族の生活費を工面するために海外に働きに行きます。
片や鉱山労働者として、片や戦場での採掘技師として。
評論子の住む北海道も、夕張(ゆうばり)市を始めとして有数の産炭地を抱えていました。
その夕張の炭鉱街の下馬評では「ゆうばり、食うばり、酒ばかり。ドカンといけば(=ガス爆発や岩盤崩落の事故にひとたび遭えば)死ぬばかり」と囁かれていたと聞きます。
ドクスが従事した仕事は(お金にはなったのかも知れませんが)どちらも相応に危険な仕事でした。
仄聞するところでは「国民が困ったら、石油を掘って外国に売ればいい」と言って、国民からは満足に所得税も取らない国が、世界の中にはあるやに聞きますが、国内に資源の乏しかった韓国では、外(外国)に出稼ぎに行くことが、手っ取り早い稼ぎ方だったことでしょう。
家族(妹のクッスン)を守りきれなかった自責の念が、他の家族の生活をを守ることに執心させていたのかも知れません。
いずれ、同じように国内の資源には乏しくても、早くから殖産興業に務め、原材料を輸入して工業製品を輸出するという加工組立型の産業構造を国内に確立できて、海外にまで働きに行く必要がなかった日本とは、状況が違ったということもあるかと思います。
ときに「笑い」の要素がないでもない本作ですけれども。
そういう意味では、同じくアジア人ということながら、日本という国にたまたま産まれ落ちたことは、それはそれで、幸いだったのかとも思いました。
韓国の悲しくて辛い歴史
ファンジョンミン扮するユンドクスは、国際市場の店を頑固なまでに売るのを拒んでいた。1950年当初朝鮮戦争の折、興南から一家で脱出しようとしていたが、混乱で父親と妹マクスンと生き別れてしまった。
テレビで観て以来2回目。ドクスは家長としてドイツの炭鉱夫になり出稼ぎにも行ったね。たまたまキムユンジン扮する看護師オヨンジャと知り合い楽しみもあったが、九死に一生を得た炭鉱事故にもあった。いくら家長でもまたベトナムにも出稼ぎに行こうとは。
韓国の悲しくて辛い歴史かな。なかなかの大作で名作だったよ。
こんなに回数的に泣いた映画ないかも
いやぁぁ
最高でした!!!
ナース姿でのひざまづきはもはや天使
あの強さ!!まずあそこで号泣
女性達の愛の強さ!笑いあり涙あり愛も友情も
涙、感動 戦争と貧しさの辛さ。
あの時代の長男の家長の痛々しいくらいの責任だとか…
2人の友情も笑いと可愛らしさと絆で涙、涙
もう良い人すぎて途中イラついた!
ほっとけよー!って💦
皆様観てみてください
色んな涙を誘います、笑いもです!
すごく良い映画でした
妹との再会シーンでは号泣
朝鮮戦争やベトナム戦争など韓国の激動の時代を、生き別れた父の代わりに家族と、父と再会する場である店を守るために生きた男の生涯。
ドラマ「アクシデント・カップル」のク・ドンベク役同様、不器用ながらも意志の固い優しい男を演じたら、ファン・ジョンミンに敵う俳優はいない。
ドイツやベトナムでのシーンも丁寧に描かれ、
特に朝鮮戦争で生き別れた家族の捜索番組(実際にあったんでしょうね)での妹との再会シーン、「僕たちは遊びに行くんじゃない」の字幕が出た瞬間、号泣してしまった。(映画館でなくて良かった)
親友ダルグや妻ヨンジャとのシーンが映画を重苦しいものにさせず、また現代創業者や有名デザイナーなど、後に有名となる人たちとのコミカルな出会いのシーン(「フォレスト・ガンプ」みたい)が良いアクセントになっていた。
ラストが少しアッサリしたものだったので、個人的には「ニュー・シネマ・パラダイス」みたいに「コップンの店」が取り壊された悲しみの一方で、父親との約束を果たした、清々しい笑顔を浮かべるドクスが観たかったなと思った。
初めて見たときは全くピンと来なかったのに なぜか今回はジーンときま...
初めて見たときは全くピンと来なかったのに
なぜか今回はジーンときました。
ちょっと違うけど
ドラマの応答せよシリーズみたいな
バックで歴史を辿る感じが好き。
韓国の歴史に詳しければたまらないんじゃないかな。
日本版もあったらいいのに。
釜山なまり?
予備知識をなしに鑑賞したので市場が舞台のファミリーものと思っていたらいきなり戦争の話で予想が覆ってしまった。
ドクスとダルグの悪縁と友情はここから始まり途中、何度も二人の絆に泣かされる。
時代があちこち飛ぶのでややこしい感じもしたがそれを十分上回る熱いストーリーと役者陣の演技。
ベトナムやドイツのシーンも丁寧に作られていて完成まで時間とお金がどれくらいかかったのかと思う。
ラスト前はめちゃくちゃ泣かしてくれるし最後はほんわかにさせてくれる自分にとっては最高に良い映画でした。
ベトナム戦争で船から落ちた女の子を必死で助けたドクスの人間の大きさに自分にはまねできないと思うも、あの助けられた女の子はどんな人生を歩んだろうか?
幸せを祈るばかりだ。
みんな苦労した時代だったんだね。
最初は店の立ち退きに応じない、頑固爺さんと思ったら。
朝鮮戦争で父と妹に行き別れる。
弟の学費のため・家族を養うため、ドイツの炭鉱に行き。
店を存続させるために、ベトナム戦争へ。
って、おてんこもり!。
フィクションではあるけど、この時代の方はきっと苦労をして。
家族を守り、養っていたんだね。
平和はたくさんの犠牲を払って、出来上がったものなのかも。
終盤多分涙してしまうところも。
そう言うことがあったのか、知らなかったなあ。
涙は見せず、苦労も厭わない主人公の。
ラストの言葉は、重いね。
父との約束
この作品
映画館で見れなくて残念
いや、映画館じゃなくて良かった
ボロ泣きでエンドロール後も
外に出れたもんじゃないよ
叔母から受け継いだ店を
売らなかったのは
ちゃんと理由があったんだね
胸が張り裂けそうな位に
本当に見てて苦しくなります
戦争は残虐な傷跡を残す
全く意味のない事です
その中でも笑いあり
涙あり
親子愛
友情
など
時代背景を凄く表してて
最後のマクスンが妹と確定した瞬間の
親友のダルグの抱きつく喜びっぷり
こんな演技できる人
初めてみました
もう見てられなかった
素晴らしかった!
激動の時代、男の一代記
妹への想いと謝罪を胸に戦争と激動の時代を生きた男の家族を支えた一代記。
自分たちの子供に自分たちのような苦労をさせたくないという思いに涙します。
後半、涙無しに見られなかったのは、物語最初からの妹への想いがあったから。
頑固ジジイには頑固になる理由と人生の物語があるんだと、それは若い者にはわからないんだとつくづく思わされました。人生の最後はあんな風に妻と迎えたいなぁ。
めちゃくちゃ感動‼️
家長として家族を守り、幸せにするため、激動の韓国を生きた男の話。
始めのうちは、家長として必死に生きる、とても重く辛い話になるのかなと思っていた。
しかし、主人公ドクスが明るいキャラでいてくれたり、おもしろ生涯の友がいたり、最愛の妻、そして何より多くの子供、孫に恵まれていてとても幸せな話だなと思った。
だけどやはり、そこには常に自己犠牲をしなくてはならず辛い思いをしてきた。このことを吐露するシーンに大きく胸を打たれた。
生涯の友ダルグが良い。お笑い担当としても良い。
ドイツで女性関係で痛い目に遭うシーンは面白かった笑。
また会いましょうのコーナーは反則。あんなの感動しないわけないでしょ泣。
今作はドクスを通して韓国の歴史を見る、韓国版フォレストガンプのようであった。
万人受け
「三丁目の夕日」よ「フォレストガンプ」を思い出した。
辛い経験をコメディで描いて万人受けする作りだった。
笑えて泣けるのだけど、
いやいや実際主人公が経験した人生は大変だぞと、
コメディで柔らかくしてるけど、壮絶さが分かって
そこのギャップに戸惑いはありました。
監督の作家性なのだろうけど、
監督が違ってたら見てられないほどハードな人生の映画に
なってたろうと思います。
自分が経験した事が子どもたちが経験しなくて良かった、
自分たちだけで本当に良かった。
と言う台詞は胸を打ちました。
ラストの台詞も素晴らしかったと思います。
家族で観る割りと気を楽にして観れる戦後韓国の歴史
映画、という感じ。
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