国際市場で逢いましょうのレビュー・感想・評価
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愛しているから。
ドクスの波乱に満ちた人生。
ドイツ、ベトナムと出稼ぎに行って幾度となく危ない目にあって生きて帰ってくる。
あの時代(1950年)家を追われ家族で逃げている時父、妹と別れ家族の家長としての使命があった。本当は船に乗って船長としての夢があったが…。弟、妹、家族のために諦めた。最後は船で別れた妹に会うことができた。
晩年はたくさんの孫たちに囲まれ幸せな人生をを送る。
妻と共に苦楽を生きてきたドクスの人生物語。
妻の。結婚した理由は… あなたを愛しているから。(心に沁みる言葉)
激動の時代、男の一代記
文句なしの★5つ!
文句なし!
日本映画にも良い作品はたくさんありますが、韓国映画の素晴らしさにはいつも度肝を抜かれています。
激動の時代を駆け抜けた主人公ドクス。
戦争で、自分のせいで父と妹と生き別れになってしまった(正確には彼のせいだけではない)。父と離れてしまう際、「父親がいなくなれば家長は長男のお前だ。お前が
父さんの代わりに家族を守れ」と言われた言葉を生涯真面目に守り、ただひたすら、家族の為に人生を捧げました。
話の途中には、妻からは自分の為に生きろ。あなたの人生の主役は誰?とまで言われてしまいます。良い奥さんだなー。。。そう言われても、家族の為、父と交わした約束を守り続けるのです。
とにかく戦争の愚かさ、悲惨さをしっかりと描き、その中で生きている一般人の力強さも描かれています。
生き別れの妹との再会を果たす事ができたシーンは、涙が止まりませんでした。あれは劇場で見てたら嗚咽ものだなと思いましたが、やっぱり映画館で鑑賞したかったなー。
韓国は家族のつながり、血の繋がりがとても強いなと思います。優しさと愛情と思いやりとそして強い絆があります。どんなに辛い時代であっても、そこに人々が守られているように思いました。
ただ、そこまで家族の為に生きてきたドクスの息子や娘?の父への態度が気に食わなかったです。えーっ、そこは子育て失敗したか?的な。まぁ、年をとり頑固にもなってきた父に対して若い世代がどうすれば良いのか分からないのかもしれないのですが。そこは少し不思議でした。
あと、映画のタイトルの意味が最後に分かるというのもセンスが良いなぁと思いました。ドクスにとって父の存在がなによりも大きく、そしてまた、それが彼の人生を支えてくれていたように思えました。
とても重い内容なのに、ちょいちょいユーモアが挟まれ、あっという間の2時間でした。
めちゃくちゃ感動‼️
家長として家族を守り、幸せにするため、激動の韓国を生きた男の話。
始めのうちは、家長として必死に生きる、とても重く辛い話になるのかなと思っていた。
しかし、主人公ドクスが明るいキャラでいてくれたり、おもしろ生涯の友がいたり、最愛の妻、そして何より多くの子供、孫に恵まれていてとても幸せな話だなと思った。
だけどやはり、そこには常に自己犠牲をしなくてはならず辛い思いをしてきた。このことを吐露するシーンに大きく胸を打たれた。
生涯の友ダルグが良い。お笑い担当としても良い。
ドイツで女性関係で痛い目に遭うシーンは面白かった笑。
また会いましょうのコーナーは反則。あんなの感動しないわけないでしょ泣。
今作はドクスを通して韓国の歴史を見る、韓国版フォレストガンプのようであった。
万人受け
“大丈夫だ”と笑って見せて、“よかった”と涙ぐむ。 家族のために懸命に生きてきた、父の背中がそこにはあった――
いい映画
いい映画だった。
妹の手を離してしまったという自責の念、そのため父親も失い、
あんなにも幼い時から家長として家族を必死で守ってきたドクス。
ドクスが自分で手を離した訳でもないのに、、、。
どんなに過酷な日々でも自分は平気だと決して明るさを失わない。
必死で稼いで、夢をあきらめてまでお店を守る意味。
子供たちはそんなドクスの苦労も気持ちも全然わかってはいないようで少しイラっとしたけれど
あんなにも沢山の孫たちに囲まれ、彼が命に変えてでも守ってきたものは未来へ繋がっている。
そして親友がいい。
イイオトコではないけれど、彼がいたからドクスは頑張ってこられた。
どんな時も一緒にいて、妹が見つかった時には一緒に泣いて喜んで、
真の友だ。
ドクス本当にお疲れ様。よくよく頑張ったね。。。
ドクスが爺ちゃんになってる現代。孫がいっぱい・・・
1950年。中国軍が攻めてきて興南から脱出する人々。港から米軍のビクトリー号に乗るとき、妹マクスンが落ちてしまい、父ジンギュが探しに戻る・・・
プサンの生活は貧乏でしょうがないほど。終戦後の日本とそっくりで、子どもたちは「ギブ・ミー・チョコレート」と進駐軍にたかっている(笑)。成長すると、弟が勉強が出来てソウル大学にも合格するほどになり、学費を稼ぐためにドイツの鉱山に行くドクスであった。鉱山崩落事故で死にそうな思いもするが、看護師のヨンジャと恋仲になり、帰国後結婚。
妹クッスンの結婚費用やら叔母さんの店が売られるということになり、またまた金が必要になったドクスは1974年に戦闘員ではないがベトナム戦争に行くことになる。ここでもまた死にそうな経験。
結局は父に逢うことはできなかったが、テレビ番組で朝鮮戦争で生き別れになった家族を探してもらい、アメリカに妹マクスンがいたことがわかる。マクスンに再会した直後、ドクスの母は亡くなるが、自分が家長としての役割を果たし、数奇な人生を振り返る。
常に友人としてドクスの傍らにいるダルグ(オ・ダルス)。家族の物語も感動的だったけど、彼の存在が忘れられない。生き別れものはまず泣かされます…
【韓国の近代から現代史を描いた傑作。】
国際市場に小さな店を出している爺さんの話
夫婦愛、兄弟愛、親子愛。ファン・ジョンミンが、青年期から晩年までをいつものように熱演している。全体的には、コミカルなタッチで、進む。ベースとなるのは、少年時代の傷を背負ってずっと生きてきた男の生き様。はじめの戦火から逃れ海へ逃げるエピソードや、ドイツの炭鉱掘り(生き埋めになる)、ベトナム戦争で戦地に入り込んだエピソードなど、コミカルな演技は多いけれど、すごくよくできていると思います。韓国の現代史になっているのではないかと思います。たぶん韓国版フォレストガンプを目指してできた作品なのではないかとちらと思いました。
家長は辛いよ
父親を亡くし、妹を守れなかったという自責の念を抱えながら、激動の時代を家長として生ききったドクス。ラストで泣きながら父親へ語りかけるシーンは、国は違えど胸をうちました。『良く生きた。良く頑張った』
韓国男性の強く逞しくのイメージとは離れたドクスの描き方に好感が持てました。韓国社会も時代が変わってきているのでしょうか。
生き別れだけはしたくない…。
熱くて脆い
またまた素晴らしい韓国映画に出会えました(⁰▿⁰) ドクスという庶...
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