ボス・オブ・イット・オールのレビュー・感想・評価
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【ラース・フォン・トリアー監督って、変態さんだと思っていたけれど、コメディセンスもあるんだね、ビックリ!今作は、ナカナカに面白きシニカルオフィスコメディである。】
■IT企業経営者のラウンは、売れない役者に架空の社長“ボス・オブ・イット・オール”を演じさせ、嫌われ役を押しつけて自分は社員の振りをして、従業員たちに取り入っていた。
だが、社長との直接交渉を望む買収希望者が現れる事から、マアマア酷いラウンの行状が明らかになって行く・・。クスクス。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・いやあ、ビックリである。だって、ラース・フォン・トリアー監督と言えば、「ハウス・ジャック・ビルト」であり、「ニンフォマニアック」シリーズであり、主演役者の精神をオカシクする事もある、変態さんだと思っていたからである。
・今作は、そんな思い込みを思いっ切り裏切るシニカルコメディである。
・一般社員の振りをしていたIT企業経営者のラウンの行状が、マア、凄いのである。そして、そのとばっちりを受ける売れない役者で、架空の社長“ボス・オブ・イット・オール”を演じる契約を交わしたクリストフェルが見舞われる数々の出来事。
1.アメリカに行っていた事にして、社員に素顔を晒していなかった社長という設定が凄いが、それ故に、不満の溜まっていた社員にイキナリ殴りつけられる架空の社長“ボス・オブ・イット・オール”
2.複数の女性と不適切な行為をさせられる、架空の社長“ボス・オブ・イット・オール”それは、ラウルが社長名でイロイロとやっていたから・・。
3.果ては社員に知らせずに、勝手に会社を売却しようとしていた事で、窮地に立たされる架空の社長“ボス・オブ・イット・オール”
<今作は、架空の社長を仕立て上げたことから巻き起こる騒動を描いたオフィスコメディであり、今まで知らなかったラース・フォン・トリアー監督の、別の一面を知った作品でもある。>
フォントリアー古い順に観ていくぞ。もボス・オブ・イットオールまでき...
ノーザンライツフェスティバル2015での感想をそのままアップ
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