ボス・オブ・イット・オールのレビュー・感想・評価

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3.5【ラース・フォン・トリアー監督って、変態さんだと思っていたけれど、コメディセンスもあるんだね、ビックリ!今作は、ナカナカに面白きシニカルオフィスコメディである。】

2025年6月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

知的

難しい

■IT企業経営者のラウンは、売れない役者に架空の社長“ボス・オブ・イット・オール”を演じさせ、嫌われ役を押しつけて自分は社員の振りをして、従業員たちに取り入っていた。
 だが、社長との直接交渉を望む買収希望者が現れる事から、マアマア酷いラウンの行状が明らかになって行く・・。クスクス。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・いやあ、ビックリである。だって、ラース・フォン・トリアー監督と言えば、「ハウス・ジャック・ビルト」であり、「ニンフォマニアック」シリーズであり、主演役者の精神をオカシクする事もある、変態さんだと思っていたからである。

・今作は、そんな思い込みを思いっ切り裏切るシニカルコメディである。

・一般社員の振りをしていたIT企業経営者のラウンの行状が、マア、凄いのである。そして、そのとばっちりを受ける売れない役者で、架空の社長“ボス・オブ・イット・オール”を演じる契約を交わしたクリストフェルが見舞われる数々の出来事。

  1.アメリカに行っていた事にして、社員に素顔を晒していなかった社長という設定が凄いが、それ故に、不満の溜まっていた社員にイキナリ殴りつけられる架空の社長“ボス・オブ・イット・オール”

 2.複数の女性と不適切な行為をさせられる、架空の社長“ボス・オブ・イット・オール”それは、ラウルが社長名でイロイロとやっていたから・・。

  3.果ては社員に知らせずに、勝手に会社を売却しようとしていた事で、窮地に立たされる架空の社長“ボス・オブ・イット・オール”

<今作は、架空の社長を仕立て上げたことから巻き起こる騒動を描いたオフィスコメディであり、今まで知らなかったラース・フォン・トリアー監督の、別の一面を知った作品でもある。>

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NOBU

3.0フォントリアー古い順に観ていくぞ。もボス・オブ・イットオールまでき...

2024年4月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

フォントリアー古い順に観ていくぞ。もボス・オブ・イットオールまできました。
ドッグウィルとマンダレイで胸焼け起こしてちょっとクールダウン期間とってからの鑑賞。

フォントリアーのコメディとゆうことで、どんなのかと思ったけど姿勢は変わらず。相変わらずフォントリアーって感じでした。
私的に感じたのは笑えないコメディとゆう印象で。
ドッグウィル、マンダレイの後の作品とゆうのもあって、俺の作品ってコメディでもあるんだよ?笑えない?
じゃあ説明してあげる為の作品作りました。みたいなメタ作品と解釈。メタ視点入ってきてるし。

作品として、笑えなくって笑えるが
やや不快さが勝つ。

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madu

3.5役者根性が

2024年3月7日
Androidアプリから投稿

ラース・フォン・トリアー レトロスペクティブ2023にて
付箋みたいなタイトルですが、IT企業で売れない役者が社長(ボス・オブ・イット・オール)を演じるコメディ 監督作品にしては見やすい、笑える所はぼちぼち有り 出てくる人達が個性豊かで面倒くさい、デンマーク自虐ネタみたいな?演技も即興ぽいなと思った ガンビーニが分かればもっと楽しかったかも ラストはやっぱりトリアー監督

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ゆう

4.0ノーザンライツフェスティバル2015での感想をそのままアップ

2023年7月15日
Androidアプリから投稿

トーキョー ノーザンライツ フェスティバル 2015 の2本目

デンマークの鬼才、ラース・フォン・トリアー監督の未公開コメディー『ボス・オブ・イット・オール』
万人向けのコメディーではないので未公開なのも納得ですが、トリアー監督のファンなら軽いおバカ映画を楽しめるでしょう。ジャン・マルク・バールの他になんとアイスランドの名匠フリドリック・トール・フリドリクソン監督と、『馬々と人間たち』のベネディクト・エルリングソン監督が、アイスランド人社長とその通訳役で出演しています!

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